山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

なつかしい時間。

今日は銀座に行きました。

○十年前、自分にいきなりドラマを撮らせる…という大胆な決断をしてくださった、大プロデューサーと久しぶりにお会いしてランチしました。ルーマニア料理!(たぶん、東京で唯一らしい?)。しずかなお店で個室感覚で、しかも、料理がみんな美味しかった!

特にデザートの揚げたてドーナッツにサワークリームと生クリームとジャムをのせたものがですね…名前消失…とても美味しかった-。メインのお料理もシシカバブ的なちょっとエスニックな味で美味でした。民芸調のかわいい店でした。

そんなわけで、ランチをしながら、自分の映画の相談などもさせてもらって、楽しい時間を過ごしました。この大プロデューサーはですね、現在は、海外の映画祭の常連であるK・H氏やK・K氏や、現在ヒットコメディ映画の監督のY・S氏、さらに、I・S氏など、現在の映画界をしょって立つ、30代~40代の監督をテレビで軒並みデビューさせているお方なのだ。(自分もそのひとりだったんだけどねー…)。

私が勝手に命名した、「わたしを救った3人の京都人」のひとりでした。チャンスを下さった方です。今日もたくさんの勇気をいただきました。

その後、やはし、15年以上前、一緒にテレビのドキュメンタリーを作っていた放送作家さんと再会。実は、新刊「もしも、この世に天使が。」を書くきっかけになった、北海道の競走馬を育てる牧場のドキュメンタリーを一緒に作ったのがこの放送作家さんでした。その番組の取材がきっかけで、私はサラブレッドの生産に興味を持ち、15年の時を経て、小説を書いたのだ。

実は、同じテーマで、映画のシナリオにもして、賞ももらったし、さらにマンガの原作になったりもしていました。それほど、自分にとっては、強烈な印象を残した取材だったのだな。

ある編集者さんから、「テレビのドキュメンタリーをやっていたという経験は、これから小説を書いていくうえで、とても重要な経験だから、大切にしたほうがいい」と言われたことがありました。確かに、テレビの取材のおかげで、普通ななかなか入れない場所に行けたり、特別なひとに会えたりと貴重な経験をたくさんした。たいへんなこともたくさんあったけど、やはり、テレビやってきてよかった…しみじみ思う。

いえ、「小説の役に立った」からだけじゃないですよー。

明日は、「名曲探偵アマデウス」の仕上げで~す。もうすぐ、できあがります!