山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

男のドラマやねえ。

「警官の血」(テレビ朝日)見てました。途中からだけど。

尊敬する鶴橋康夫氏の演出だったので、見たかったけど、時間的に厳しくて、昨日も見なかったし、今日も諦めようと思っていました。が、ちょっとだけ…と思って、テレビをつけたら、つい、最後まで見てしまった。(途中、いやいやダメだと思って、オフにしてパソコンに向かったけど、気になって戻ってしまった)。

佐藤浩市さん演じるワル刑事、かっこいい…と思いました。どーも、善良なひとより、ワルなやつのほうがよろしく見える体質であります。全体的に、「男のドラマ」って感じですね。警察組織とか戦場での体験とか、友情、義理、みたいな。そこでは、「女」の存在は、わりとコマでしかないのね。まー悲しい。しかし、かつてはそういうもんだったんでしょう。そして、警察みたいな巨大組織では、今でも女はコマなのかもしれない。

今更、そうゆうことを嘆くつもりもありませんが、男のドラマやねーと思って見ていた。俳優さんがみんなかっこよく、肩で風切る感じで、女はみんな、愛や恋に生き、男に翻弄され、利用され、捨てられたり、助けられたりする対象です。女が事件を解決したり、男を出し抜いたり、ってのはない。今や他のテレビドラマでは、女の刑事たちがばんばん活躍するようになっているけど、まだまだ、世界は、男中心でございますからね。実態は。

けど、充分楽しませていただき、カット割りなども勉強して見てて、わー割り細かいなーとか、海のシーンは実景だけか…とかいらぬところまで見てました。勉強になったと思います。

そんなわけで、明日からまた新しい一週間が始まる。自分には何の血が流れているのでしょうか。普通にa型の血だ。いや、そういうことじゃなくて。

ドラマを見ながら、スペアリブをオーブンで焼いて、美味しくできたけど、ソースをフライパン(小)に入れて火にかけていたのに、ドラマに集中し、丸焦げになりました。フライパンひとつ犠牲に。危ないことであります。