山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

おまじない自分流。

今日は、午後一件、ロケハンに行って、帰宅後は、自分のなかでの整理。

劇中で使う本のポップを書いたり、少しカット割りしたり…。やることが山ほどあるようでいて、なにから手をつけていいかわからなくなったり、咳止め飲んだら、やたら眠かったりと、右往左往。

「どうしよう!」と思うけど、昨日見た「アメリカの夜」を思い出したりして、トリフォーでさえ、寝るとうなされながら映画撮っていたんだと思って、気持ちを落ち着かせる。精神医学でいうところの「上方修正」とかいうやつ。(自分よりずっと上のひとを想像して、そのひとさえ、動揺するんだから、いわんや、自分をやって考える精神を安定させる方法)。

今日お邪魔した家はとあるクリエーターのおたくで、とってもすてきな部屋だった。そのひとは自主映画を撮っていたそうで、完成までに3年かかったという。「どうでした?」と尋ねると、即座に「すっごく楽しかった」という答えが返ってきた。そうか、そうだよなあ。

映画撮りたくて、楽しいと思って、始めたことだったのだ。どーも、自分は追い詰められがち。いつものことだけど…。すぐギリギリ感に陥る。それは、力以上のことを常にしようとするからなんだよなあ。実力以上の結果を望むから、不具合が生じるのだ。が。まあ、そうやって、常々、上を見ることでなんとかやってきたわけだし…。そういう性格だし。

うう。ほんとにできるのかー。…なんて言っている場合か。明日からラストランです。そう、もうすぐ、ほんとにもうすぐクランクインなんだ。テレビと同じ。これまでと同じ。とおまじないかけております。