山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

クランクアップ!

そんなわけで、本日、5月1日、自分の初監督映画「すべては海になる」クランクアップしました。



これは、今日のお昼のお弁当。



昨日は、夕日の前でロケをした。



ロケの最初のころは、さくらが咲いていた。

あっという間の一ヶ月だった。気の休まる暇はいっときもなかった。起きている間中、映画のことを考えた。寝ているときもアタマのなかから撮影のことが離れなかった。明日撮るシーンを繰り返し、考え、撮り終わったシーンもあれでよかったのかと何度も考えた。寝るとうなされ、起きていても、ほっとする暇はみじんもなかった。

ず~っと映画のただなかにいた。そのこと以外、ほんとに何も考えられなかった。

精神的にも、身体的にも極限の感じだった。弱っちぃと言われたらそれまでだけど、事実なのでしょうがない。ギリギリ、ギリギリでした。でも、終わった。撮り終えた。クランクアップの瞬間、もっと感動するかと思ったけど、感動する余裕もなかった。ほんとにもう…。

どんな作品になるか、まだ、実感がない。

けど、主演のふたりがとにかく、自分の理想にぴったりで、そのことだけは確実に自信がある。その他のシーンでも、自分でモニター見てて、泣きそうになるところあったから、大丈夫だと思う。いろんな、大好きな俳優さんたちと仕事できて、本当に良かった。ものすごく幸運なことだと思う。

今、振り返ると、幸せなことばかりだ。渦中にはそれを喜べるほとの余裕なかったけど。

ひーふー。

明日はとりあえず、おやすみ。わーい。明日一日休んで、編集の打ち合わせをして、すぐに小説の直しに戻ります。働きつづけるぞー。

生きて、好きな仕事のできる幸せ。

全出演者のみなさま、全スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまと映画を撮れて、やまだは、心の底から幸せでした。

人間ができていなくて、いろんな場所で、不具合があったり、とっつきにくかったり、弱っちかったりして、ごめんなさい。次はもう少しうまくやれるように、努力したいと思います。

映画、大好き。