山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ドアを開けて…。

そんなわけで、今日も映画「すべては海になる」の編集。

ふむ、日に日によくなっているのだ。これはもはや、傑作ではないか…(ほめすぎ?)

今日、映画館(新宿バルト9)で流す予告編ができた。これがねーすっごくいい感じなんだよなあ。
なんか、いい映画みたい……。自分がこの予告編見たら、絶対見に行くなあ。当たり前か?

しかしですね、自分に響くものを信じるしかないよね。他のひとの気持ちはわからない。受けるかどうか、当たるどうか。これらもとても大切なのだが、一番最初の観客は、やっぱり自分なのだ。自分の感覚を信じられなかったら、なんのために、作っているかわからなくなるもんね。

「ドアを閉めて書き、ドアを開いて読め」

とは、スティーブン・キングが、小説を書くときの姿勢について、書いている。映画も同じかもしれない。撮るときは、「ドアを閉めて」つまり、世間の思惑を想像するより、自分の思いに集中して作り、直すときは、「ドアを開けて」つまり、観客の気持ちになって、見てみようということだと思う。

昨日までは、ドアを閉めて編集してた。今日からは、観客を意識して、「ドアを開けて」編集してました。

明日、もうひとがんばりです。ほんじゃーおやすみでした。