山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

はればれとぐだぐだ

今日は思わず、時間ができた。

昨夜、朝4時頃まで原稿を書き、お風呂入って寝たのが、午前5時すぎ。午前10時に起きて、仕事に行き、そのまま、あっちこっち行って、深夜まで働く予定だった。が、いろいろ好転(?)。まずちゃんとランチを食べることができたし、その後の打ち合わせはスムーズだったし、時間ができたので、渋谷にて、映画「インスタント沼」を見ることもできた。(感想はおって…)。

しかし、渋谷に着いた頃、所持金がわずか1070円であることに気づいた。忙しいのをいいことにしょっちゅうタクシーに乗っていたら、あっという間にお金がなくなったのであった。映画の代金は1000円である。(映連に入っているので)。しかし、映画を見てしまうと、所持金70円になってしまう。これではあまりに不安だ。じゃ、銀行で下ろそうと考えたわけである。ふつうに。

ところが。

キャッシュサービスに行って、カードを差し込むも、引き出すことができない。というか、暗証番号が違うと言われる。……そうだった。以前、暗証番号を変えたところ、まったく覚えていなくて、お金がおろせない…という事態に陥ったのであった。それがかれこれ一ヶ月くらい前。なんとかしないとなーと思っているうちに忘れてしまっていた。

そして、キャッシュディスペンサーの前で、右往左往。で、モニターのなかのひとが、「係に電話してください」と指示するので、近くにあった受話器を取る。すると、自分のカードはもはや、使用停止になっているという。回復させたかったら、いろいろ持って営業中に銀行に来るようにと言われる。……とほほ。これで、所持金は1070円のまま。

このまま帰宅するという手もあったけど、せっかくもらった自由時間、映画見たいとおもって、映画館へ。チケット代は無事1000円である。館内には問題なく入ることができた。70円しかないと、帰りはどーなるのだろうと短く考えた。そうだ!スイカがあるじゃないか、と思う。スイカを使って、地下鉄を乗り継いで帰ればいいのだと思う。でも、地下鉄乗り継ぐと遠いなあ、なんとかタクシーに乗る方法はないかと思案する。タクシーに乗って、自宅前まで行き、「ちょっと待ってて下さい」と言って、家にお金を取りに帰る……時々、お金を持たずにタクシーに乗ってしまうことがあって、その場合は、よくやってる…そうだ、それで行こうと思う。

が、次の瞬間気づく。スイカで支払うことのできるタクシーがあるじゃないか。と、ここまで考えて、バスで帰ればいいじゃんとやっと気づく。普段でも渋谷から帰るときはバスだった。なんで忘れていたんだろう。そういうことって忘れるのかなあ。

で、一安心して、映画を楽しむことにするが、こういうときに限って、猛烈に喉が渇いてくる。あー水が飲みたい、あーソーダが飲みたいと思ふ。けど、所持金70円。ぼんやり、映画館のロビーに座って、予告編やメイキング映像を見ている。そうだ、自動販売機の下にお金落ちてないかなあ、50円あれば、飲み物買えるよなーとみじめなことを考え続ける。あるいはクレジットカードで、飲み物買えないかなーとか。買えないだろーなーとか。(コンビニやデパートまで行かないとダメだろう)。

が。ロビーにながれる予告編を見ているうちに、いろいろ自分の映画のことを思い出しちゃって、喉の渇きを忘れる。で、そうこうするうちに映画が始まり、楽しんで帰ってきた。バスで。

あー急激に眠さが襲ってきました。くらくら、です。お休みなさないまし。