山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

生命力、もしくは、撃沈。



サバンナの美しい朝焼け。



ライオンさん(♀)。お座り中。



水浴びするカバ。



そんなわけで、昨日までの大自然のなかのリゾートライフから一転し、ナイロビ市内で、取材に戻る。ヒト、ヒト、ヒトに会って話しを聞いていく。国立公園でのサファリは、車のなかからの動物観察だけど、インタビューというのも、人間に近づいて理解しようとする行為だから、似ていると言えば似ている。

失礼にならない距離を微妙にとりながら、その対象にできるだけ近づこうとするのは同じかもしれない。ライオンを怒らせたり、不安にさせたりしていはいけないのと同じように、インタビューっせてくれる方に踏み込みすぎてもいけないし、かといって、遠巻きだとなにもわからない。

今日もまた、いろんなことを得た一日であった。輪郭は少しつかめてきた。明日もまた、ナイロビ市内のいろんなところへ行く予定。今日の午後行った、ナイロビ市内のミュージシャンとか演劇関係者とかが何気なく集まるカフェはとても居心地がよかった。

恋愛がそれほど重要じゃない世界。簡単に傷つかない世界。そういう場所なのだ、ここは。生きるので精一杯のひとがたくさんいて、毎日トラブルが起こって…。知らずにたくましくなれる場所。もしくは、「沈没」するかもしれない場所。

そういう場所なのだ、ここ、アフリカは。