山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

犬というものは…。



ナイロビ市内にある、低所得者層が暮らす地域。



そんな街角にも、犬がいる…。



狂犬病の恐れがあるので、安易に近づくことはしなかったけど、とてもかわいい。



水を組みに行く子供。



そういえば、マサイマラにも犬はいた。



ゲキかわ…だった。しかし、この国でも「犬」の立場はあまりに低い。「犬みたい」というのは最大の蔑称だ。なぜ、犬は蔑称なのか。それがケニアに来て少しわかった気がする。犬はどんなに怒鳴られても、虐待されても、ひとにすり寄っていくようだ。一方、この地にいる野生動物、ライオンやシマウマは決してひとになつかない。ある意味威厳があると感じるかもしれない。なのに、犬のやつらときたら、どんなに怒られても、時間が過ぎると卑屈な笑顔を浮かべて、尻尾を振ってついてくる…ように見える。だから、蔑称になったんだろう。

けどさ~自分には卑屈についてきたとしても、犬はやっぱりすごくかわいい。そこまで人間を信じてついてくる様子がけなげじゃないか。これを愛さずしてなにを愛するというのか…と思う。

今日は午前中、戦争がらみの感動的なエピソードをひとつ聞いた。またひとつ新しい知識が増えたのもつかのま、なんか体調悪くて、午後はホテルで休んでいた。日が暮れてから出動。ナイロビのクラブ巡りをしました。アフリカンミュージックってすてき。ケニアやタンザニアの音楽ががんがん鳴るクラブに行ったけど、居心地がよかった。音楽がとても、身体に入ってきやすい。人間の根源がアフリカにあるから、音が反応しやすいのだろうか。自分のdnaにも、原初的な記憶が残っているのかな。

そんなこんなの一日です。