山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画「ナイロビの蜂」

今日は、アフリカから帰って初めて、一日、家にいることができた。

…すると、すっかりリラックスして、しすぎて、一度午前中に起きたけど、また、寝てしまい、次に起きたら夕方だった…。ほっておくとこのようにすぐに、ダラリ病にかかる自分であった。

まだ、アフリカ熱が冷めないので、(具体的に病気にかかっているわけじゃなく、興味がつきない…って意味です、一応)、dvdで「ナイロビの蜂」という映画を見ました。

タイトルにナイロビってあるし、ナイロビのスラムが撮影場所になっているって聞いたものなので、すごく見たかったのでした。あと、イギリス映画なんで、どういうふうにアフリカを描くのかも見たかった。内容は、社会派ってやつでしょうか。アフリカを舞台にした、イギリスの製薬会社とケニア政府の汚職に関するお話。主人公は、在ケニアのイギリス外交官で、その妻が殺される…ところから物語は始まる。この妻、熱血漢で、アフリカの現状をなんとかしようとしているひと。妊娠中でも、様子を見にスラムに行くのでした。

社会派とラブストーリーが妙にからまった作品だった。イギリスのシーンはかちっとクールにとって、ケニアのシーンは手持ちでゆれるような不安定なカットを撮って…意図はわかるけど、やり過ぎのようにも思えた。ケニアの熱みたいなものを、必要以上に煽っているように感じた。…いや、気持ちはわかるけど…。

ナイロビにはスラム以外の場所もあるし、スラムに住んでいるひとも、カフェとか行くし。ううむ。とはいえ、アフリカの現実を描いているんだろうなあ…賄賂を「お茶代」っていうの、この映画で初めて知った。そういえば、ケニアのひとも「お茶代がかかるんですよ」って言ってたことを思い出した。その時は、なんでお茶代がそんなに必要なんだろう…?って不思議に思ったけど、そういう意味だったのか…。

というわけで、久しぶりに映画を見ることができてうれし~。今週だけ、ちょっとゆっくりさせてもらおうと思っています。来週からじょじょに忙しくなってしまうからね。働かないとね。アフリカ取材でお金使ってしまったし、今後も働くしかないのだが、やりたいこともやらんといかんしね。

一日、ゆっくりできたので、とても気分がよいです。