山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ほめられるとどこまでも走る。



そんなわけで、いきなり、漫画雑誌の表紙です。
「週刊漫画ゴラク」。この雑誌の後ろのほうに自分の映画についての記事があるのだ。



書き手は、著名な映画評論家の北川れい子さん。

なんか、けっこう、ほめてもらえていて、なかもで嬉しい箇所は…

『…暴君一家の高校生へスポットを当てていく。演じている柳楽優弥は…(中略)…カンヌ映画祭で主演男優賞を受賞した「誰も知らない」以来の好演』

→うれしー。「誰も知らない」以来の好演だって…褒められたー。

もひとつ、載せちゃう。

『本との出会いくらいでは人生は変わらないけれども、本を通して人と出会えば、それまでの風景もまたちがって見えるだろうという思いが柔らかに伝わって来て、この作品、愛すべきものがある』

→おう、愛すべきものがあるのだ。

すみません、はしゃいで。でも、嬉しかったので。

実はこの雑誌、友人の映画監督・高原秀和さんにもらったんです。今日、彼の舞台「ゴミ trash girls」を新宿に見に行ったんだけど、終演後、この雑誌のことを教えてくれて、雑誌ごとくれた。「ほめられてたよ」って。なんて、優しいんだ。自分の舞台でたいへんなときに。監督仲間、作り手仲間はいいなー。

今日は、そのあと、映像業界で働く女性たちが集まる「女正月」という新年会に行ってきた。最高齢は、80代の羽田澄子監督!一番若かったひとは、監督志望の現役女子高校生!ものすごい振り幅の大きい会だったけど、なんか、女子だけの気安さがあった。

もともとこの会、「どーして、映画監督って男ばかりなの?女の監督が、全監督の半分になるまで、やる」ってことで始まったもの。今、だいぶ増えたとはいえ、それでも、映像業界の実験を握っているのは、やっぱり、オヤジ…男子ですからね。オヤジに好かれないと、生きていけない…というのは、どの世界も同じだけど。

そんなわけで、この一週間、体調を崩して、家にこもっていたけど、久しぶりに出た世間の風は暖かだった。いろんなひとの優しい風に包まれて、いろいろあるけど、めげずに行こうぜ!と思ったのだった。

そうだ、高原さんの舞台、明日もやってるみたいだから、ぜひ。(自分のお返しできることはしなくっちゃね)。美形の女子が、目の前で、かなりセクシーな衣装と立ち回りをしてくれる、あつい舞台です。自分には決して描けない世界…。

それから、今日、上野千鶴子先生から、自分の映画評の記事をいただいたので、明日、載せたいと思います。

今日は、なんか、幸せ。