すでにパリにおりますが、ハンブルグの思い出をまとめておきます。
まず、ハンブルグで食べたもの、おいしかったもの
ハンブルグ…というと、ハンバーグ発祥の地と思われているらしいですが、ちがうようです。港町なので、魚料理の町だそうです。
こちらは、にしんをから揚げにして、酢漬けにしたもの、さっぱり味でおいしかった。いわゆる魚のマリネなんですが、なぜか懐かしい味。
こちらは、ハンブルグ名物の肉料理。えっと、名前は忘失。ジャガイモをゆでてマッシュにしたものと、コンビーフが混ざっています。その上に目玉焼きがオン。一見サイドディッシュのようだけど、「母の味」らしい。これもまた、記憶にある味。ひとりで全部は、きびしいけど、ちょっと食べるにはおいしい。
こちらは、チョコレートケーキ、生クリームオン!
ドイツ語でヌテラといって、ドイツのチョコレートはおいしいようです。映画祭のスタッフが、フランスより安くておいしい!と太鼓判を押すので、ドイツで輸出できるくらいチョコレートを買ってしまいました。確かに安い。
このほか、もちろんビールがうまい。なぜか、ハンブルグのビールは、酔わなかった。かーっと熱くなるような感じじゃなくて、やわらかくてまろやかな味のビール。オーガニックなのね。
ハンブルグって観光地なのに、日本人の観光客がぜんぜんいなかった。もったいないなーと思いました。なぜなら
物価が安い
ご飯がおいしい
緑がきれい、
ひとびとがやさしい。
映画や本に愛情のある町。
もっと日本に紹介されたらいいのにと思った。
おっと、映画の様子を書いていませんでしたね。ドイツで上映するの初めてだったので、お客さんと一緒に見て、笑うポイントが日本ともフランスともちがうので面白かったです。ちょっとひやっとするシーンもあったけど、なんか大丈夫だったよう。終わってからの質疑応答も盛り上がりました。「援助交際」というものがなかなか理解されなかったようです。
質疑応答が終わったあとも、「いつ英語版の DVDが出るの?」「原作はどうやったら読めるの?」と熱心にいってくる方がいて、とてもうれしかったよー。このために海外の映画祭に来ているんだもの。いろんなひとと話せて楽しいよー。
上映語は、「渋谷ナイト」と題されたパーティーへ。ここでも、日本語を上手に話すドイツ人が多かった。一番、面白かった感想。
わたしの映画と「エエヴァンゲリオン」の共通点を見つけたひとがいた。世界観が似ているって。そして、佐藤江梨子さんが演じた夏樹ーみさとで、柳楽優弥くんが演じた光治をシンジくんに見立てるひとがいて、びっくり。いわれてみたら、関係性は似ている。
「エヴァの影響ですか?」っていわれて、ノン、ノン、と答えたけど、そういう風に見たらそう見えた。だから、自分の映画、日本でも気の弱い、傷つきやすいタイプの男子にファンが多いのかっていまさら気づいたしだい。
いろんな意見が聞けておもしろかったです。
明日は、ハンブルグ、犬と公園バージョンです。(予告)