山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

猫の医療費100万円は高いのか。



今日も、ミニの話題でぶっちぎる。

ミニは三つのベッドを持っている。

左にある、黄色くて丸いもの。真ん中見えてるブルーのストライプ柄の。そして、右側にある、毛皮調の敷物みたいなもの。

この三つが用意されているが、ミニはたまにしか、ベッドに上がらず、その中心に寝ていることが多い。



今日も相変わらず、具合が悪い。ずっと寝ている。ずっと朦朧としている。

貧血が進んで、14%くらいになっているのだ。(通常は40%)。

あー。

今日は病院に行くのがしのびなかったので、往診に来てもらった。それで、採血してもらった。

けど、結局、明日また行って輸血だろうなー。

ところで、今日は、『獣医ドリトル』(TBS)を見た。見るでしょう、この時期なら。

小栗旬という俳優さんの芝居が好きではあるけど、やっぱり、見たかったのは、「獣医」をどう描くかってことでした。獣医というか、獣医学環境…。

いやー泣きましたよ。自分はすっかり、高層マンションから転落した猫の飼い主の少年の気持ちでした。

猫、目を覚ませ!

そして、多くのひとがそう思ったかもしれないけど、あの動物病院に行きたいと思いました。ミニを助けてくださいと頼みたいと思いました。

一緒に見ていた同居人が、「TBSに電話して、ドリトル先生、紹介してください」って言えば…って笑っていました。

うー笑っている場合じゃないよ。

ざっくり、ドラマの内容を書いておきましょう。小栗旬分する、獣医ドリトルは、腕はいいけど、人当たりが悪く、高額の治療費を要求するとして、悪名が高い。そこへ、高層マンションから転落した猫、脚を骨折した競走馬などがやってきて、治してもらう…というお話。

ここで、注目したいのは、「高額」の部分。転落して、脳挫傷になり、意識不明の猫の手術費、100万円。これを、飼い主の少年の父は、「高い!」という。

果たして、高いのだろうか。

私はちっとも高いと思わない。同じ状況だったら私はすぐに支払う。その10倍でも払うだろう。

実際、うちの犬は、子宮蓄膿症で緊急手術をしたことがあるけど、その時は80万円だった。高いのか?

いや、ペットをめぐる状況がおかしいのはよおくわかっている。これほど、犬を愛する者がいる一方で、健康でなんの落ち度もない犬たちが、年間何十万匹も殺処分されているのだから。

「ドリトル」のなかで、「日本の獣医療は欧米より10年遅れている」というセリフがあったけど、遅れているのは、なにも獣医療だけじゃなく、ペット…をめぐるすべてにおいて遅れているのだ。

だからって、それを批難するだけじゃなくて、自分はなにができるかを考えたいです。

が。今は、目の前にいる、ミニを救いたい。助かってほしい。