山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画「トランスフォーマー・ダークサイドムーン」

普段はあまり見ないタイプの作品をなんとなく、見て見ました。

というか、同行のひとが、「3Dで見たい」ゆうもんですから。

大スペクタクルとか3Dとか正直、苦手です。ものすごいCGとかにもあまり驚けないタイプでして。

本当にもう、シンプルな人間の物語、なるべく、リアルなものが好きなもんで。

…と言いつつ、感想を書いてみよう。

えっと。

これは、トランスフォーマーっていうくらいだから、鉄(か、アルミ?)みたいなものが、形を変えるってところが、面白いんですよね。それを面白がるんですよね。なんか、それはわかりました。

あとは、主人公のガールフレンドが、いたずらにセクシー過ぎるのもお約束なんでしょうか。

彼一筋なら、あんなにセクシーな装いを振りまかなくてもよかろうに…と思ってしまいました。

そして、なかで一番印象に残ったのは、リッチなひと(ガールフレンドを拉致するひと)のセリフ。

ツイッターにも書きましたけど、

「自分に関係のない闘いでは、勝つほうに味方する」

みたいなことをリッチな方がおっしゃってました。

おー。

これぞ、マーケット至上主義とうか、売り上げ至上主義の権化ですよね。

正義とか倫理ってもんで、ものごとを解釈しないで、「儲かる方」「勝つ方」に乗る…

これ、ビジネスの極意っぽいですよね。

確かに、自分に関係のないテーマ…この映画のなかでは、地球外生物の闘い…の場合、どっちが正しいとかよりも、「勝つほう」に乗る…というまことに合理的に見える提案でした。

それで、彼はリッチになったんだろうなあって。

でも、物語は、「それじゃダメ」というテーマを持っていますね。

それと、昨今の優秀な企業は、自分たちが一番儲かる…勝つ、などの目標よりも、「世界をよくする」みたいなことを優先させているような気がする。

その方が結果として、企業として生き延びる…など。

おっと、すっかり映画と関係ない話になりました。

だって、この作品について、ほかに感じたことあまりないんですもの。遊園地のジェットコースターに乗っているような、感覚で楽しむ作品ですよね。

なので、できるだけその世界にひたるようにしてみましたとも。

…やっぱり、くどくどと中身ついて、書きたくなる映画のほうが好きなのでした。

失礼しました。