「転ぶ」と行っても、サヨクだったのに、急に髪を切って就職活動をはじめ、挙げ句の果てに国家権力の側についたわけでも、
熱心なクリスチャンだったのに、キリストの描かれた絵を踏んでしまって命乞いをしたわけでもなく、久しぶりに純粋に、そして、派手に転びました!
いや~痛かったのなんのって。しばらく、呆然と転んだ事実に身をゆだねておりました。
ところは、某動物病院近くのストリートでありました。
ことの発端は、なつ(ゴールデンレトリーバーもどき、♂11ヶ月)の太ももに、なにやら異常を感じ、もしかして、腫瘍?……ええ?って気持ちになったことからでございます。
以前、ミニ(ゴールデンレトリーバー、♀)が白血病とガンを併発したとき、パニックになって、いろんな病院へ行きました。あらゆる治療を試したけれど、結果的にわずか1ヶ月半で死なせてしまった。
今、思うと、「絶対、私が助ける」という飼い主(=わたし)の傲慢であり、ミニには申し訳ないことをしたと、芯から思っております。
ので。
今回はそんなことがないようにしたい…と思っているのに、早くも迷走中で、しかも飼い主自ら転んじゃって。
とりあえず、いろんな書籍やネットをしらべ、腫瘍と歩行関係に強そうで、信頼できそうな病院を見つけ、行ってきました。
触診のあと、歩行テストをやってみましょうということになり、病院の外へ。
獣医師に言われるまま、なつと歩く。
歩いている時のなつの脚を見るわけです。奇形がないか、どうか、とかね。
次に「犬と一緒に走って下さい」と言われ、「なつ!」と号令をかけ、一緒に小走りしたわけですよ。
すると、なつはたいへん興奮してジャンプしまくって、彼のリードが私の二本脚にまとわりつき、一瞬にして、地に落ちました。
ずどーん!って感じ。
なつは、「あら、どうした?」って感じで、となりに来ましたが、わたくしは、しばし、呆然と座り込んでいました。
Gパンのひざ部分が破け、出血。両手もすりむいて、ひりひりと痛い。そして、何より、自分がいま、転んでいるんだ、という事実がなかなか受け入れられなかった。
いったい、なにが起こったんだ?
頭は打ってないから脳しんとうでもないでしょうが、すぐには立てなかった。
すると、獣医師の方、「走り方に問題がありますねー」って犬の話。
人間転んでるのに、犬の話かよ…っと思いましたが。
結果的に言うと、生まれつき、骨の接続部分がずれている、ゴールデンレトリーバーにはよくある病でありました。
レントゲンをとり、今後の治療方針を相談して、帰路。
それにしても、久しぶりに転んでびっくりしたなー。
よく、子供の運動会でお父さんが転ぶっていうけど、そういうことかな。知らず知らずの老化。
いや、しかし。ロケなどで小走りすることはよくあるので、今回は、リードが絡まったことが原因なので、老化じゃないってことで。
問題は今後のなつの治療をどうしていくか、ってことです。
今回はあまりいろんなことせずに、いきたいなーって思っております。
そのあたりは、また、今度。