山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ネイルのキカイヒヨウ

なんというか、今日は機会費用であった。

機会費用?

半年前なら聞いたこともない単語でしたが、今や、使いこなすこともできるようになりました。

(ちょっと経済学の番組を作ったので)

機会費用っていうのは、あれですね、なにかをしなかったら、得られたかもしれない対価…みたいなもんですね…もんらしいです。

例えば、以前、番組で説明してもらった例でいうと、

ある女性をデートに誘った。渋谷で待ち合わせた。ところが、当日になって、その女性から連絡があり、キャンセルになった。

この時、ふられた男性の損失とはなにか?について考えるわけですね。

プライド?

いや、そういうことじゃなくて。

この日、デートの予定がなければ、他のことができたかもしれない。バイトとか他の女性を誘うとか、一日じゅう寝てる(休養)とか。渋谷までの電車賃以外にもこのような損失があるということです。

これを機会費用という。

で、自分の話。

数日前からジェルネイルをはがしたくてしかたなかったんです。

ネイルサロンにいったのは、5月の中旬ですから、そろそろ3週間が経過して、むずむずしてきた。

時間ができたら、ネイルサロンへ行こうと思っていましたが、それも面倒だなあ、と思い、本日、自宅で、
DVDみながら、とってみたわけです。

ネットで検索すれば、上手なジェルネイルの取り方はいろいろ乗ってますから、そんなにハードル高くないはずなんです。自宅でやれば、無料だし、予約したり、着替えて出かけたりの面倒も少ない。

で、実行。

で、失敗。

失敗っていうか、どーもキレイにとれない。そして、爪を傷つけているような気がする。

がさがさになってしまった。で、爪ようのクリームとか保護するものとか急遽買いに行き、結局、以下くらいかかりました。

・ヘタにはがした時間  2時間
・その労力
・痛めた爪
・クリームや保護剤の費用 1200円
・クスリやさんへ行く労力
・クスリやさんへの往復時間 10分

これらがかかりました。これを仮にA円としましょう。

素直にネイルサロンでとってもらった場合
・はがすお金 2000円くらい?
・時間    1時間
・予約の電話への労力
・行き帰りの時間 20分

これを仮にB円としましょう。

A=2時間10分+1200円+(爪の健康)+労力(イライラ含む)
B=1時間20分+2000円+(予約電話への労力)

AーB=50分ー800円+(爪の健康)+労力

つまり、私は50分と爪の健康と、労力を失い、代わりに800円得た、ことになります。

いやー800円はらっても、爪の健康と労力と50分という貴重な時間がほしいです。

すくなくとも、自分の場合は、家でネイルはがしをすると、機会費用的には、ちっとも得をしないということがわかりました。

なにより、うまくはがせなくて、いらっするのがよくないし、爪の健康も失いたくなかったです。

そんなわけで、経済学をかじってから、こういう風に考えることができるようになりました。

考えることはできるけれども、実行することはなかなかできないんですけどねー。

おー明日も機会費用を失いそうです。