山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

巣穴の近くで狩りをする。

ここのところ、事務所にこもって、テレビ番組の編集をしている。

が、いつもより、なんだか楽。

というのは、うちから徒歩2分の場所に事務所をかまえたため、そこで編集できるからだっ。


               (弊社、編集室)

仕事の内容は変わらないのに、とっても気楽。

その理由を分析してみた。

まず、移動時間が2分というのが楽。走ったら1分半くらいだ…。

(走るの苦手なので、30秒くらいしか短縮できないが…)

次に地元による安心感。

もちろん、これまでの仕事も長年お世話になっている制作会社の編集室や、いろんな仕事で何度も通ったことのある編集室の場合が多いので、見知らぬ地ではない。しかも、車でだいたい15分間くらいの距離である。

でも、やっぱりちがう。

自分の住み処……自分の巣穴に近いというのは、野生動物じゃなくても、安心なのではないか。

自分の巣穴やエサ場が近いというのは、外敵に襲われても(編集における外敵がなんにあたるのかはさておき)、生き延びる確率が高いのではないか。

自分の巣穴には、犬とはいえ、仲間がいるし。


             (自宅で待機する仲間たち)

地元なので、近所をかなり知り尽くしてもいる。

もうひとつの理由、それは、そこが「自分の場所」であるということ。

どこで仕事しようと、そこは他人様の場所である。短期間、お借りしていることになる。

ところが、自分の事務所だと(正確にいえば、賃貸だからここも借りていることには変わりはないけど)やっぱり楽。

編集機も冷蔵庫もお菓子もみーんな、自分ちのアイテムなので、気楽なのだ。

編集機をぶっこわしたり、冷蔵庫を皆殺しにしたり、お菓子をすべて食い尽くすわけではない。

ないけど、もし望むならできる…っていうのが楽なのかもしれない。

サッカーでいえば、いわゆる、ホームの闘いですか。

自分、フリーランスなんで、これまでの仕事はいつもアウェイなんでした。

(サッカーのことよく知らないけど、かっこつけて書いて見た…)

…というわけで、事務所つくってよかった~という話でした。

自宅に一応書斎があるので、これまでなんでもそこでやっていたのですが、編集はやっぱりちがう。

文章を書く仕事は、自宅の書斎がいいけど、映像の仕事は外に出た方がよいとゆうことがわかりました。

…というわけで、忙しいですが、眠いですが、ふらっとしてますが、それでも気楽です。

職住接近っていいんだなあ。しみじみ。