山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

過ぎていく時間に追いつけない。

いろいろぶっちぎりで忙しいですが、最近、見たモノをメモしておきます。

劇団ハイバイ 「て」
 再演ですが、これまで3回見てます。初めて見た時の衝撃と言ったら…。
 今回は3回目だったので、細部まで観察してみることができた。
 でも、面白いから引き込まれて、いつのまにか、観察を忘れました。

 横暴な父親の暴力がテーマと言ってしまえばそうなんだけど、それだけではない、もっと深い、人間が生きることの奥行きを感じさせる芝居。
 そして、実は重いテーマなのに、笑いながら見られるというのはなぜなんだ!

DVD「カポーティ」
  ノンフィクションをつくることの、作り手の重さを感じさせる作品。
  刺し違える覚悟で書け、あるいは、刺すつもりで書いていたんだな、カポーティ。
  深く刺さった。

DVD「冷血」
  その流れで、カポーティ原作の「冷血」の映画。
  出会ってはいけない人と出会うと、化学反応が起こり、事件が生まれる…ってことを感じた。

  今、仕事で、「想定外の出会いが革新的イノベーションを生む」って話を作っているんだけど、
  これは主に、ポジティブな話。

  ハーバードの学生寮でFACEBOOKが生まれたとか…。

  でも、ひとの出会いって、強烈に悪い方向に振り切る場合もあるんだなーって思った。
  犯罪って、そういう部分あるだろうなー。
  偶然のもつ、負の連鎖…。

えっと、あと何見たっけ。

  映画館では、「戦争と一人の女」を見た。話題作。
  おおむね好きな作品で、登場人物のキャラクター造型がみんな、好きだった。
  特に村上淳さんがよかった。
  
もはや、6月なのか…。

知人が短歌集を出版して、送ってくれたので、その紹介もしたいけど、
当分、時間がとれそうもないです。

ただ、長い間生きていると、本を出す友人がどんどん増えてくる。

10代の頃、本を出す…ってすっごい特別なことだと思っていたけど、結構、みんな出版するようになったなー。自分も含め。

そんなわけで、夏を前にして、まだ、暦を追いかけている状態です。

追いつけ、自分。気分はまだ、年が明けたばかり…(遅すぎだよ!)