悲しいお知らせです。
2月1日(月)18時すぎ
映画監督の渋谷昶子さんが、逝去されました。
久しぶりのお見舞いに伺い、一緒にでかけた親しいひとたちと、ご飯を食べたすぐあとでした。
あまりに突然のことで、どうしていいかわからなくなりました。
苦しまれた時間は短かった…と思いたいです。
いつも通り、ニコニコされてました。
今日は、鰻を食べたので、
鰻、美味しいね、と言って、次はハンバーグ食べに行こうねって言ってて。
次は私が手作りハンバーグ持ってくるから…と約束したのに。
春になったら、お花見行こうね、って話していたのに。
その矢先でした。
最後に一緒にテーブルを囲ませてもらって。
渋谷さんからはいろんなことを学びました。
ドキュメンタリーの作り方。
「撮れば、見えてくる」
「撮れば、次に何を撮ればいいかわかる」
「撮り始めなければ、何もわからない」
「編集はひたすら素材を見ろ」
女性が仕事をして、ひとりで最後まで生きていく覚悟とか。
でも、厳しいばっかりじゃなくて、お酒が大好きで、恋愛も大好きで、
いつも明るく、冗談を言って笑ってました。
私の映画にも喜んで出てくれました。
映画ができて、DVDを持って見せに行ったら、
病室のベッドにいるのに、きりっと座って、プロの顔になって、じっと見てた。
そして、いろいろダメだしされました。
本当に強くて明るくて楽しくて、立派なひとでした。
女性が映画監督になるなんて、無理と言われていた時代に、颯爽とデビューされて、ずっと第一線で監督をやってきた。
渋谷さんに映画に出てもらった時の写真です。
この時、渋谷さんがいったセリフが胸に刻まれています。
「何を強く思って、生きていくか」
台本にはない、渋谷さんの言葉でした。
大好きでした。
渋谷さん、おつかれさまでした。
葬儀などについては、有志による「渋谷昶子さんを見守る会」にて、相談中です。
まだ、何も決まっていません。
こちらにアップしていきますが、詳しいことをお知りになりたい方は、私あてにメールをください。