山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

上映会のお知らせ

お久しぶりです。
この秋には、映画「犬に名前をつける日」の自主上映会が結構あるので、お知らせしておきます。

わたくしもトークなどに伺います。

9月15日(土) 千葉県八千代市

      「ちばわん」代表・扇田佳代さんと
       山田あかねのトークあり

9月22日(土) 広島市

      「犬猫みなしご救援隊」中谷百里代表と
      山田あかねのトークあり

10月14日(日) 北海道・函館市

11月18日(日) 埼玉県川口市

       「ちばわん」代表・扇田佳代さんと
       山田あかねのトークあり

12月9日(日) 香川県 高松市

      「犬猫みなしご救援隊」中谷百里代表と
      山田あかねのトークあり
   
詳しく、下記ホームページまで!

上映会のページ

ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側

「ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側」ご覧に下さった方々、ありがとうございます。

先日、「犬猫みなしご救援隊」の中谷百里さんと、多頭飼育崩壊の取材に出かけたのですが、

(放送終わったばかりですが、すでに次の取材を始めておりまして……)

その帰り道、コンビニやガソリンスタンドで、

「テレビ、見ました!」「頑張ってください」と声をかけられました。

今更ながら、テレビの影響ってすごいですね。

中谷さん、一躍人気ものです。

多頭飼育崩壊については、毎回、「なんでここまで来てしまったんだろう」と思います。

無責任に増やすことはあってはならないことだと思いますが、

誰か止めるひとがいてくれたら、「助けてください」と言える場所があれば、

ここまでには至らなかっただろうとしみじみ思いました。

編集の過程で、「俺もこうなるかも…」とか「自分にも可能性がある…」と言うひとが結構いました。

私自身、自分もそうなる可能性を常に感じています。

だから、崩壊まで至ったひとたちを、いたずらに責めることがないように。

彼らを責めても解決しない。

責めて、孤立して、隠すようになったら、もっとも被害を被るのは犬と猫たちだからです。

「多頭飼育崩壊」にならないためにどうしたらいいか、を考えるにきっかけになれたらと思って番組を作っています。

中谷さんが言うように、きちんと「避妊去勢」することが第一歩です。

それを多くのひとに知ってもらえたらと思います。

そして、相談できる場所をつくることも大切だと思います。

チビとおじいちゃんへの感想もたくさんいただきました。

「感動しました」「泣きました」…と。

私もはじめて、チビがおじいちゃんと再会したとき、とても胸を打たれました。

実は、「みなしご救援隊」のシェルターで、初めてチビを見た時、

唸っていて、怖かったんです。

「さわったらかむから、近づかないで」と言われました。

そんなチビが、おじいちゃんに会うとホントに嬉しそうにする……

犬の愛らしさ、飼い主を思う強さを感じたものです。

それ以来、犬と人間の絆を紹介できると思って、取材をさせてもらってきました。

チビは一般の人が飼うのはむずかしい犬なんです。

「みなしご救援隊」に預けられてから、中谷さんと田原さんにはなつくようになりましたが、

精神が不安定だったので、いつ、何時、気持ちがゆらぐかわかりません。

だから、中谷さんたちが、正式な依頼を受けて、預かっています。

(「みなしご救援隊」には、そういった、普通のひとが飼うのにはむずかしい犬たちがたくさんいます。)

チビは愛らしいけれど、その背景にはいろんないたみと事情があること、

理解してもらえたらと思っています。

私も何回もチビに会っていますが、安易にさわったりせず、気をつけています。

そういう犬もいるということ。

それも伝えられたらと思っています。


ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側

6月3日、10日と、「ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側」の放送が終わりました。

前編の視聴率もとてもよくて、たくさんの方にご覧いただけたようです。

「犬猫みなしご救援隊」の中谷百里さんのところも、「電話が鳴りっぱなしだった」と聞きました。

たくさんの方に見てもらえて、とても嬉しいです。

多頭飼育崩壊については、昨年の秋から取材を始めましたが、いろいろ衝撃的なことが多く、

ロケ中も編集中も、考えることが多かったです。

とても悩みました。

私自身が犬が大好きで、今も2頭飼っていますが、精神的に犬に甘えている部分がたくさんあります。

だから、犬や猫が好きで飼っているうちに、たいへんなことになってしまうケースを見ると、

自分もそうなる可能性があると何度も思いました。

このブログでも書いていますが、「立派な人間だけが、犬と猫を飼うことができる」とは思わないんです。

最初はちゃんと飼おうと思っていても、人生、何があるかわからない。

急に仕事がなくなるかもしれない。

病気になるかもしれない。

想像できない事件に巻き込まれるかもしれない。

世話ができなくなる可能性は誰にでもある。

そういうときに、「困りました、もうできません」と正直に言って、相談できる場所があったらいいと思うのです。

困った時に困ったと言えず、知られたら、「責められる」と思って隠す…

それが事態を悪化させていくと思います。

これは、犬や猫を飼うだけではなく、たとえば、子育てでも介護でも仕事でも言えることだと思うんです。

「ダメだ!」

「困った」

って言える場所があること。

話せる相手がいること。

それだけで事態はずっとよくなる。

そういう場所や相手が増えるように願っている。

犬も猫も一度飼ったら生涯引き受ける覚悟は必要。

でも、どうしようもなくなった時に、「助けて!」と言える場所も必要なんです。

……

「ザ・ノンフィクション」は関東ローカルなので、

「どうやったら見られますか?」という質問を多くいただきます。

地元のフジテレビ系のテレビ局に連絡してみるのもひとつの手段です。

希望者が多い場合には、放送される場合もあるからです。

(これまでも「ザ・ノンフィクション」のphaさんのシリーズは、人気が高くて、全国各地で放送されました。)

(YOUTUBEとかに番組を上げるのは違法になりますので、お気を付けて。)


犬と猫については、これまでもやってきたけど、

これからもやっていくつもりです。

映画「犬に名前をつける日」のDVDも絶賛発売中。

自主上映会のお申し込みも随時、受けております。

最後に、今回は、中島みゆきさんの「ファイト!」をテーマ曲にしてみました。

「闘う君のことを 

 闘わない奴らが笑うだろう」

という歌詞が中谷さんにぴったりだったからです。

 がんばっているひとには、どうか 優しくできますように。

ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側

昨年の秋から取材していた番組ができました。

また、犬猫ものです。

ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側

 6月3日(日)14時~14時55分  前編

 6月10日(日)14時~14時55分 後編

 「犬猫みなしご救援隊」の中谷百里さんが、「多頭飼育崩壊」の現場に赴き、

 飼い主と関わりながら、

 犬と猫を救う様子を取材しました。

 非常に、非常に、ハードなロケでした。

 衝撃的なことがたくさんありました。

 けれども、あらためて、人間には、犬と猫が必要なのだ、と深く思いました。

 多頭飼育崩壊の現場で感じたことは、飼い主たちの圧倒的な孤立でした。

 誰にも助けを求めることのできない人が、犬や猫に癒しを求めている…

 私自身も、精神的に犬に支えられているので、他人事とは思えなかったです。

 たとえば、イギリスでは、生活保護を受けているひとでも、
 
 犬と猫を暮らせるように、安価で診療を受けられる動物病院や、
 
 バックアップ制度がいろいろあります。

 立派なひとだけが、犬や猫と暮らせる…ということになってはいけない。

 そんなことをいろいろ考えました。

 ナレーションは、石田ゆり子さんが、担当してくれました。

 やさしい やわらかボイスで、語りかけます。

 テーマ曲は、中島みゆきさんの「ファイト!」です。

 後編では、映画「犬に名前をつける日」でおなじみの

 あの、チビとおじいちゃんのその後がご覧いただけます。

 ご覧いただけると幸いです。


 

長崎で1ヶ月上映です

お知らせであります。

長崎県のオランダ村の映画館で、

映画「犬に名前をつける日」 なんと、1ヶ月間、上映です。

2018年4月1日(日)から!





映画館内のポスターの様子です。

長崎県は、行ったことがないので、出来たら行きたいなー。

4月はずっと、犬猫問題のドキュメンタリーの編集をするので、結構忙しいですが、

なんとか時間を作って。

phaさんのオンエア終わって、ちょっとゆっくりしておりましたが、再び、編集作業に入ります。

撮って、つないで、放送して…の日々であります。

5月の末と6月の初旬で、犬と猫テーマの続き、テレビ番組にて放送予定です。

犬と猫関連は、ずっとやってゆきます。

ザ・ノンフィクション 特別編

お知らせばかりで、すみません。

2013年から、ちょいちょい撮っては放送してきた、日本一有名な元・ニート、phaさんと仲間達のドキュメンタリーが
再び放送になります。

「ザ・ノンフィクション 特別編

 会社と家族にサヨナラ ニートの先の幸せ」

3月18日(日)17時~18時55分 BSフジ

昨年放送した前後編に新規撮影分をつけて、2時間番組として放送します。

とても好評だったもので…。

予告編!

↑クリックすると、youtubeに飛んで、予告編が見られて、前野さんの歌が聴けます。

で、せっかく、特別編なのでー、ということで、前野健太さんに、番組主題歌「サンサーラ」を歌っていただきました。

前野さん、前からノンフィクションのファンだったということで、いつか、サンサーラを歌いたいと思っていた…と効いたモノですから、

それなら、ぜひ!って思って。

前回の放送でも、前野さんの歌「さみしいだけ」を挿入歌として、流させてもらってました。

なんというか、前野さんの歌う世界が、phaさんたちと妙にマッチすると思って…。

収録は本当に楽しかったです。

ギター1本で熱唱する前野さんの歌を聴くことができて、しびれました。

あまりにステキだったので、予告編を作って、みなさんにも早めに聞いてもらおうと思いまして。

YOUTUBEにあげました。

ということで、よろしくおねがいいたします!

特別編は、前野さんの新曲もちょっとかけちゃいます。

うふふ。

上映のお知らせ

週末、上映のお知らせです。

山口県の防府市になります。

3月17日(土) 13時~

「犬猫みなしご救援隊」の中谷百里代表と、わたくし、山田あかねのトークもございます。

ご近所の方、ぜひ、来てください。





「青い鳥動物愛護」さんの主催で、昨年も伺いました。

保護団体同士が仲良くなって、協力しあったり、助け合ったりして、

救われる犬や猫、そして、ひとも増えたらいいなと思っています。

久しぶりの中谷さんとのトーク。

終わる気がしないんですが、大丈夫かしら…笑。

そんなわけで、よろしくです。

上映情報

3月の上映情報です。

3月7日(水)

アメリカ、ロサンゼルスで上映会です。

なんと1週間前に申し込みがあり、駆け込み上映ですね。

ジャパンファンデーションという団体さんが主催です。

ジャパンファンデーション

告知サイト 

facebook


ロスには友人も多く、リーストラスバーグなど、映画や演劇関係者の知り合いも多いので、
上映会に行きたかったです。

けど、1週間前に申し込まれ、告知が4日前って。

連絡してもみんなスケジュール入ってますよね。

犬年だから、犬の映画をやりたい、みたいな主旨のようです。

まあ、そういう、特に犬とか動物の命に無関心でも、映画の上映を主催してくれるところがあるのはありがたいのかもしれません。

逆にそういう無関心な方達に見てもらい、考えるきっかけになってもらったらいいのかもしれない。

と、自分に言い聞かせいます。

ロサンゼルス近郊の方、

お時間あったら、見に来てください。






無料上映会

 お久しぶりでございます。

 映画「犬に名前をつける日」 東京都内での無料上映会のお知らせです。

 お見逃しの方、この機会にぜひ。

 わたくしも、ちょっと伺います。

 

新宿区は生まれ故郷であり、特に戸塚地区というのは、通っていた大学にも近く、

そういうところで上映会を開いてもらえるのはとても嬉しいです。

高田馬場の近くみたいです。

地図はっておきます。

戸塚地域センター

犬年ということで、犬関係の番組も続きますね。

「クローズアップ現代」で、殺処分ゼロがもたらしたものをテーマにやってましたね。

動物保護団体にしわ寄せが来ているのではないか…?と。

確かに急激に、殺処分数が減ったのですから、生き延びた犬や猫がどこへ行ったのか?ということになります。

やはり、動物保護団体のがんばり、ボランティアのがんばり、動物愛護センターのがんばり、

がもたらしたのだと思います。

各所、そのせいで大変になったところもあるとは思いますが、世話をする動物が増えるのだから、大変になるのは当然だと思います。

が!

が!

が!

大変だけど、殺される犬や猫が減るなら、納得できる大変さです…

大変だけど、楽しい、犬や猫といるのは楽しいから。

大変だけど、なんとかしていく…

という意見を自分がかかわっている団体さんやボランティアさんたちから、多く聞きました。

どんなことも始めたら、いいことばかりではなく、いろんな不具合も起こってくるはず。

でも、その不具合にばかり目を向けるのではなく、

「よくなった部分」を見ていきたいし、伝えていきたい。

「生きられる」ってすごい大事なこと。

殺される子が減ったっていうだけで、もう、本当にすごく良いこと、

これを見誤ってはいけないと。

わたしも今、犬と猫の抱える問題について、取材を続けております。

多頭飼育崩壊が主なテーマになります。

これもある種、「殺処分ゼロ」が広まったことに由来するかもしれません。

けど、それを乗り越えていこう、

その先を見ていこう、

そういう思いで作っています。

4月か5月に放送できると思うので、詳細、決まったら、またお知らせしますので、

よろしくです。

犬のためなら、私も大変になってもいいんです、

たいへんでも乗り越えるんんです

自分のできること……映像とって、伝えること

この部分でがんばります。

新年のご挨拶

あけまして おめでとうございます。

今さら、何を言っている…という感じですが、新しい年になりました。



ハルの横顔を使って、年賀状を作りました。

「吠える準備」って、あくまで、私の比喩でございます。

こういうことを書くと、「吠える犬を礼賛するな」みたいな指摘が来そうで、ちょっとびくびくします。

が、最近、急にふっきれて、もはや、何をやっても、つっこまれる可能性があり、

それが、いつ、どんな方向から飛んで来るかわからない以上、

覚悟を決めるしかないか、と思うようになりました。

近年は、「何か言われるかも」と思い、公の場所で、書く気力が失せておりました。

自分のなかで、検証をして、書いているうちにつまらなくなって。

が。

それではつまらない。

そして、もはや、どんな人もいつ何時、突っ込まれるかわからないご時世。

だとしたら、注意を払って書く(作る)としても、「来る時は来る」と思うしかないですよね。

いたずらに怖がっていても仕方ないかと。

そう思うともうちょっとブログも書けるかもしれん。

さて。

年賀状は、もっとかわいいバージョンもあって、ハル、ナツ、勢揃いの様子。



ハルは7歳、ナツは6歳でございます。

だいぶ、年をとりました。

年明けから、犬猫ものの取材で、地方ロケにでかけておりました。

こちらは、今年の春ごろ、テレビにて、放送する予定です。

相変わらず、「働きたくない人たち」のドキュメンタリーも撮っています。

今年も、犬と猫と、働きたくない、がテーマかしら。

上半期はそれで終わりそうなので、

後半は、別のことができたらいいと思っています。

年をとるごとに、いろんなことをゆるく考えるようになり、のらりくらり度が増しました。

そんなわけで、ブログの更新も遅れがちでございますが、なんとかやっていこうと。

11月から、ロケでいろんなところ行って、面白かったなー。

東日本橋、京都、熊野、愛知、岐阜、岡山、広島、栃木、福島。

ぐるぐる走りまわりました。

そして、日本でも、自分は知らない場所、知らない人々がいるということを知りました。

広いぞ、日本。

ほほほ。