山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

極私的焼き肉や考

今日の朝ご飯は焼き肉です。
はい、普通のひとにとっては夜ご飯の時間ですが、毎日お昼頃眠る私にとっては、目が覚めて一番最初に食べるから、夜の九時であっても「朝ご飯」なんですねえ。
(でも、一日一食だから許してね。)

今夜は麻布十番にある、とある焼き肉やに行きました。
ここはかつてある番組の打ち上げで連れて行ってもらって、
「キャー美味しい」「こんな近所にこんな穴場があったなんて」
と感動した過去がありました。

で、いつかまた行きたいと思っていたのですが、なんだか高そうなので足が遠のいていたのでした。
が、まあ、いいか、行ってみるかってことになり、2年ぶりに行きました。

う~ん。
う~ん。
唸っていてもわかりません。
最初にね、「最高級シリーズ」という塩カルビ、タン塩、カルビなどを頼みました。
これらは、すべて一皿2800円くらい。
多分、高いんだと思う。
でまあ、このシリーズは結構美味しかった。
けど、値段相応ですよね。

で、ですよ、次に、骨付きカルビを頼んだら(これだって2400円)
信じられないくらいまずかった。
もともと骨付きを頼むのは、家でよゐこに留守番している犬たちのためなんですけど、
あんまりまずいので、本体の肉も犬用になってしまいました。

いいのか、こんなことで。
この後頼んだ普通の肉類はすべてだめだった。
お店のひとが感じいいだけに、とても残念でした。

そんなわけで、うちの近所の焼き肉屋ミシュランです。

きらく亭(白金)
 ここのネギ塩カルビはほんと最高。
 白金に代々暮らす、リッチなお友達が教えてくれた店。
 値段もそんなに高くない。お金持ちが行く店ってあんまり高すぎないのよね。
 難点は、店が早く閉まること。
 夜ふかしの私には切ないなあ。

金龍山(白金)
 知る人ぞ知る店。芸能人、たくさん来てます。
 けど、予約をとるのが大変すぎ。
 前に電話したら、「17時半から18時半までならOK」って言われて、
 そんな、俳優さんのスケジュールじゃないんだから・・って思ったけど、行きました。
 確かに肉はうまい。うまいけど、急いで食べて、なにやってんだかわからなかった。
 お値段も結構なものですよ。

叙々苑(麻布十番)
 なんというか、もう、古いお友達みたいな感覚の店。
 ほとんど一晩中やってるし、値段も手ごろだし、味はみんな平均点だし、 
 普段着、すっぴんで気楽に行ける。
 客も疲れた業界人が、「腹減った~」って感じでたどり着いてて、安心できる。
 キャバ嬢とオヤジという組み合わせも結構いるけど、みんなおしなべて「脱力系」。
 力はいってるひといないのよねえ。

そんなわけで、ほんとにこれまでの人生で焼き肉って一番たくさん食べたものかもしれない。(他の業界は知らないけど、テレビのひとはほんと焼き肉よく食べる)
私の体脂肪の半分は焼き肉でできている。
(残りの半分はケーキだな)
とはいえ、最近は回数減りました。やはり年齢なのでしょうか。

焼き肉やさんのあとは、いつもの通り六本木ヒルズのツタヤへ。
今夜もスタバ、混んでたなあ。
ちょっとデザイン系の若者たちが、雑誌片手に、「我、クリエイティブ也」って感じでお茶してます。
「アタシ、遊んでます」って、顔にかいてあるおしゃれおねえちゃんが、女性誌めくってます。
こんなとき、少しいじわるな気持ちになるのだよなあ。
「10年後、あんたたちのうち、何人が同じように深夜、都会でクリエイティブな気持ちにひたっていられるかなあ」って。

いえ、別にいいんでした。