山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

韓国における日本文学のあいまいな軽さ



写真は、漢江から見た、韓国・ソウルのまち。

本日はバレンタインでしたが、まったく関係ない一日を過ごす。目が覚めたら、ものすごい雨でちょっとわくわくした。深夜、1年前に作ったNONFIXがオンエア。なんとなく、見てしまう。久しぶりに見ると、客観的に見ることができて、「あーすりゃよかった」「ここが甘い」と欠点が目につく。それでも、その時は精一杯作ったのであった。

懐かしいなー韓国。一応、二冊目の小説「すべては海になる」は今年の夏、韓国で発売予定です。時間が過ぎるのは早いが、その期間で自分はなにができただろうかと考えると、チト胸が痛い。

日本でも携帯小説ブームだったりして、小説を巡る状況は変わっているよなあ。この間、湯村輝彦さんの漫画を見ていて思った。ああいう漫画が出てきたとき、「ヘタウマ」と呼ばれた。デッサン力のあるそれまでの漫画に比べると、稚拙で雑に見える漫画が多いけど、面白かったし、多くのひとの心をつかんだ。

今の携帯小説もこれに近いのかなーなんて思った。「ヘタウマ」小説。文章がヘタとか内容がワンパターンとか言われているわりに売れてるみたいだし。そういうもんとちがいますか。あんまり携帯小説、研究してないからわからないけど。(内藤みかさんのは好き。傑作だと思う)

そんなわけで、明日から少々ロケ。働いてきます。