山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

婚活あれこれ。

24歳の婚活…。

年下の友人が、「24歳なのに、これまで一度も♂とつきあったことのない女子がいる…」と驚いてた。そして、そのコが急に婚活しているらしい。ふうむ。就職と同じで、適当な相手を探してヨメに行こう…ということらしい。そう聞くと、ずいぶん素っ気ない話だなーと驚くけれども、よくよく考えれば、かつては、結婚とは、「永久就職」などと呼ばれて、女子は、とりあえず、結婚するものであった。年頃になれば、見合いをするのは、普通の出来事であった。

その後、悪夢のような恋愛狂時代が起こり、「愛こそすべて」「恋愛こそ、人生を賭けるもの」とドラマや歌や小説で歌われ、みんながいっせいに恋をした。恋してないと人間じゃねーくらいの勢いであった。しかし、新世紀に変わった頃から、風向きが変わった。「負け犬」を初めとして、結婚しないひとも増えたし、そもそも、恋愛しないひとも増えた。

そして、今や婚活時代だ。自分の40代の友達も最近、婚活中。恋愛相手を探すのではなく、一緒にゆっくり暮らせる相手を探すようだ。ふうむ。

しかし、昔に戻ったと考えればいいのかもしれない。恋愛体質…なんて呼んでいるけど、要するに真の恋愛好きって、実はそんなにいなかったのではないか、最初から。明治時代には、「自由恋愛」と呼ばれ、ちょっと変人扱いされていたのだ。だって、恋愛に夢中になり、命賭けてしまうんですもの、おバカでしょ。(自分だが…)。

そんなわけで、先祖帰りしているのかなあ、いろいろ。正直言えば、婚活と割り切れるひとの気持ちがあまりわからない。そんなに燃えなくても、一緒に暮らせるひとがいい…というのもよくわからない。だったら、女友達でもいいんじゃないかなー。

このテーマはもう少し、研究中です。