山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画「エヴァンゲリオン・破」

今日は暑かった…らしい。…というのも、外にあまり出なかったので、実感しなかった。今、深夜の散歩に行って、暑いな~としみじみ思いました。…なんて話より、今日はついに、「エヴァンゲリオン」を見に行きました。見ようと思うとなぜか水曜日で、水曜日は映画=1000円の日なので、混雑してて、なかなか実現しなかったのだ。

で、今日も水曜だったけど、見たぜ。17時半からの回で、客席はほぼ満席。@渋谷。単館系の映画館では普段見かけない感じのエヴァファンがたくさん来ていた。みんな、若い。3~5人くらいの男子グループも結構いて、なんか、良かったな-。映画が終わって、そういう集団たちが、感無量な表情で映画館を出てくる。感想を話し始めるやつもいるけど、押し黙ったままの子もいて、その姿を見て、あらためて、じんと来てしまった。

映画の内容そのものへの感動とは別に、(いや、同じことなんだろうか)、これだけ多くのひとが、待ち望んでいて、そして、なにかを受け取って帰って行く…そういう姿にじんときたのだ。この映画を見たことで、死ぬのをやめたひとがいるかもしれない。次の章を見るまで、生きようと思ったひとがいるかもしれない。10代や20代前半の壁にぶつかりやすい時期って、たった一本の映画で、生き延びるはず。そういうことをですね、エヴァの劇場にいるとひしひしと感じた。まるで、ライブにいるみたいに。

映画の中身によって、劇場中がゆれるようなシーンがあって、シンクロしてるなーと思った。個人的には、『太陽を盗んだ男」のサントラがかかったとき、泣けた。あの日のジュリーのことを思い出した。続いているなーと思った。物語は継承されていくんだ。あーなんだか。見ている間中、結構、恥ずかしかった。ものすごく激しい展開なんだけど、感情の揺さぶり方は、根源的というか、恥ずかしいほどの直球で…。

人類保管計画…?について、ちょっとわかったような気がした。ここに流れているのは、やっぱり、哲学なんだよね。人間はどう生きるべきかっていう。非常に心がゆれました。

そんなわけで、明日はロケです。『逃げちゃだめだ』…逃げないけどさ。ちゃんと働いている。