山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

額にバツ

小さなことです。とても小さなことです。

先日来、松尾スズキさんの「宗教が往く」を読んでおりまして、なかにですね、「額にバツ印の刺青を入れた男」というのが出てきます。このひとはやくざなんですが、ダメなやくざなので、指を詰める代わりに、バツ印の刺青を入れられた…って話なんですけど、これはこれでとても飛び抜けた話で面白かったんですが、ふと、どこかで聞いた話しのように思いました。

なんだっけ?

そうだ、タランティーノ監督の「イングロリアル・バスターズ」です。ナチの兵士を捕まえて、成敗するブラピ率いるチームは、最後にナチの悪い人を捕まえて、そいつを殺さない代わりに、額に、ナチの鉤十字の焼き印を押すんです。じゅーって。なんか似てる。

「宗教が往く」が発売されたのは、04年ですから、タランティーノがこの本を読んでいた…としたら面白いなとちょっと思いました。しかし、翻訳されているかな。可能性低いよなあ。それと、額に焼き印なんて考えてみたら、誰でも(誰でもじゃないけど…)考えそうだもんな。

宴会などで、寝てしまったひとがいたら、額に、サインしたりすることって、よくあるから…ないか?…過去にはよくやったので、額ってなんか書きたくなる、しるしを残したくなるのは、誰にだってあるよね。

あーすごくくだらないことを、バレンタインの日に書いてしまったよ。

とはいえ、今日は、結構、働いたのだった。午後から、突然飛び込んできた、仕事の打ち合わせに出かけ、夜に戻り、ご飯食べたあと、別の番組の構成表とか書いたし。働いたよー。

とにかく、ここ数ヶ月は再びワークなのだ。うれしいお知らせが、いくつか入っているのですが、近々にお伝えしたいと思いまっす。