山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ダメ人間、居座る

まずい。

現在、20日(水)午前6時を過ぎたところ。

心清き(?)わたしのところに居座ったダメ人間、出て行く気配がない。おかげで、今日締め切りの原稿が一枚も書けていない。遊んでいたわけでない。ほとんど10時間くらいパソコンの前に座ったまま、あーでもない、こーでもないと考えていたのだ。

主人公はどんなコにしよう。彼氏いない歴3年くらいにしようか。それとも、腐れ縁男と3年続き、迷ってるコにしようか。あるいは、熱愛の相手に子供がいたってわかったらどうしよう…などなど、考えてるンだけど、どうにも書く気になれないうちに朝になってしまった。

ひらめきをもとめて、インターネット上の恋愛相談を読んでみる。相手がなかなか結婚を切り出してくれないとか、別れた相手が忘れられないとか、みなさん、たいへんだ。返答はたいてい、活躍中の女性なので、わりと厳しい。「ぐだぐだしてるなら別れましょう」「新しい出会いのために、はっきりしない男は捨てましょう」とある。なるほど。

しかし。

恋愛は仕事ではないから、「見込みなし」だからといって、転職のようにやめられるだろうか。「結婚」の見込みのない男=未来のない男は早めにやめて、次を探せという。あるいは、一度別れたのに、何度も復縁してきて、それなのに、「結婚する気はない」と言う男。あるいは、女に金銭をせがむ男。どいつもこいつもかなり最低で、公の相談なら、わたしも、「そんな男、やめなはれ。新しいのがいくらでもいます」と答えるだろう。

だが。

恋愛ってそんなもん?そんなふうに、なにか見返り=幸せとか安定とかを求めてするものなの?相手はダメ男じゃだめなの?

なんかさー、ちがうと思うんだよなー。将来真っ暗、結婚の可能性ゼロでも、その男とどうにも一緒にいたいって気持ちがあるなら、それでいーじゃん、と思う。ダメなら一緒に死んでもいいやって思うのが恋愛ではないのか。恋愛ー結婚ー幸せというラインを案外、多くのひとが今も信じてるみたいだ。いやいや、そういう恋愛もあり、お互いを幸せにするのはとてもいいことだ。

だけどさー、地獄の淵で出会ってしまい、さらに地の底に向かって、ふたりで落ちていくような、客観的に見たら、ダメダメの恋にこそ、醍醐味があるのではないかしら。そして、その渦中で命をなくしたって本望じゃないの。と私は思うのでした。

そんなんだから、ダメなのさと言われてしまえばそれまでだけどさー、少なくとも自分は、これまでの人生で、計算して恋愛したことってないなー。でも、死んでないし、刺されてないし、わりと元気に生きてる~。

と、いい気になってないで、肝心の小説書けよってことなんですけど、もう少し悩まないと書けない感じ。そうなの、自分がぎりぎり恋愛しかやってこなかったので、ハッピーな穏やかな恋愛があまり書けないのでした。最近の若いひとの恋愛って、ふんわかしてるのおおいもんね。刺すか刺されるかつうのはもう流行らないのかなー。

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