山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ミニ、転院。

今日、藤沢にある病院まで、ミニを迎えに行った。

天気は良かったし、東海道線のグリーン車に乗って、ゆったり小旅行気分ででかけた。社内で、ちーちくとか買っちゃって、窓の外を見ながら、食べた…。リラックスしながら。

だって、ミニの状態がよくなっている…と昨日聞いたから。それで、今日は都内の、うちの近所の病院に転院することになっていた。

が。

どうも、獣医さんの話を聞くと、そんなに芳しくないらしい。それでも、転院。2時間近く車に乗って、(ペットタクシーを利用)、都内の病院へ入った。

ミニ、貧血が続いている。それはつまり、体のどこからか、出血しているってことだ。それがどこかわからない。貧血の原因もわからない。どんどん、値が落ちているので、それを止めるには、輸血しかないそうだ。

とりあえず、近所の病院に入院して、明日も貧血が続くようなら、輸血してもらう…。

あーあー。あーあー。

かなり絶望的な気持ちになって、病院から家まで歩く。…途中で、ミニのために、レバーを買う。貧血に効くんじゃないかと思って。ついでに自分のためにケーキを買う。精神的貧血に効くんじゃないかと思って。

ふたつの包みをぶらさげて、この世の果ての気分で、ぶらぶらと歩いていたら、正面から来た男に思い切り、鞄をぶつけられる。ケーキの包みは箱ごと、飛んだ。

男は、何事もなかったように、謝ることもなく、さっさと行ってしまった。飛んだケーキの箱の前で立ち尽くす私。よくあるドラマのワンシーンみたいだった。主人公が呆然としている…ってことを表すシーンだ。

ははは。

だって、本当に呆然としていたんだもん。でも、気を取り直す。こうやって、呆然とし続けていると、悪いことが連鎖的に起こることになるのだ。飛んだのがケーキで良かった…と考えるべきだ。最悪の事態なら、飛んだのは自分自身ってこともありえる。

それに、ケーキといっても、シュークリームとエクレアだったので、被害はほとんどなかった。

こういう時は、よいことを数えながら、気をしっかりもっていかないと、車にひかれたり、自転車にひっかけられたり、橋から落ちたり、後ろから刺されたり、鳩にフンをされたり、宗教団体の加入を誘われたりするからね。

しっかり歩こうと思ったけど、できないので、タクシーに乗って帰って来た。リスクヘッジですね。タクシー代710円をけちって、命を落としてもね。

そして、夜。

うー。

でも、このブログの読者の方から、「長寿の秘訣は、この猫は長生きする」っていう暗示だった…というメールをいただいたので、自分も暗示をかけることにする。

ミニは回復する。ミニは元気になる。ミニともっと一緒に居られる。

…ということで、犬依存症の粋に達していてすみません。

今回のことで、また、ひとつ、自分のマイナス面について、気づいたことがあって、今日は計画ではそれを書こうと思っていたけど、精神が高揚していて、書けないので、また、今度にします。

それはつまり、かつて、自分は、「恋愛体質」だと思っていましたって話です。履歴書の趣味の欄には、「趣味:恋愛」と書いてもいいほどでした。

しっかし!

今回のミニのことでわかりました。自分は、なにかに執着するとそこから離れることができないだけであって、恋愛体質でもなんでもなかったってことです。その頃は、相手がたまたま男性だったので、一見、恋愛体質に見えましたが、今回、ミニに対する思いが、限度を超えていることに気づき、あーそうか、これは、依存的体質ってやつなのだな…と発見したわけです。

あ、書いてるし。

そんなわけで、過剰にミニに執着しております。ごめんな。ミニ。でも、なんとか、助けたい。

今日は、かわいそうすぎて、愛しすぎて、ミニの写真が撮れませんでした。

ミニとともに頑張ります。