山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

追悼 大島渚監督



築地本願寺で行われた、大島渚監督の告別式に行ってきました。

写真は、大島渚監督に書いてもらった色紙。

深海に生きる魚族のように

自ら燃えなければ

何処にも光はない

今から30年近く前、テレビ番組のADだった時代に、いただいたものだ。

私が書いてもらったのではなく、番組として記念にお願いしていたもので、その番組終わるとき、ゆずり受けた。

なんてかっこいい言葉なんだろうって思ってた。

その頃は、いずれ自分も映画を撮ったり、本を書いたりできるなんて、夢にも思わなかった。

そして、歳月がながれ、監督協会の下っ端として、告別式のお手伝いも少しだけしてきた。

この言葉は、歌人の明石海人さんの詩だということが、会葬御礼でいただいた、(写真上手)小さなカードに書いてありました。

大島監督自らの言葉だとずっと思って来ました。

だって、まさにそういう生き方をされていたので。

今日の告別式もそのお人柄がしのばれる式だった。

篠田正浩監督、坂本龍一さんの弔辞が、すっごくじんときた。

今、ここではあまり書かないことにする。

言葉通り、闘い続けた人生だったようだ。

ご冥福をお祈りします。