山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

無料上映会

 お久しぶりでございます。

 映画「犬に名前をつける日」 東京都内での無料上映会のお知らせです。

 お見逃しの方、この機会にぜひ。

 わたくしも、ちょっと伺います。

 

新宿区は生まれ故郷であり、特に戸塚地区というのは、通っていた大学にも近く、

そういうところで上映会を開いてもらえるのはとても嬉しいです。

高田馬場の近くみたいです。

地図はっておきます。

戸塚地域センター

犬年ということで、犬関係の番組も続きますね。

「クローズアップ現代」で、殺処分ゼロがもたらしたものをテーマにやってましたね。

動物保護団体にしわ寄せが来ているのではないか…?と。

確かに急激に、殺処分数が減ったのですから、生き延びた犬や猫がどこへ行ったのか?ということになります。

やはり、動物保護団体のがんばり、ボランティアのがんばり、動物愛護センターのがんばり、

がもたらしたのだと思います。

各所、そのせいで大変になったところもあるとは思いますが、世話をする動物が増えるのだから、大変になるのは当然だと思います。

が!

が!

が!

大変だけど、殺される犬や猫が減るなら、納得できる大変さです…

大変だけど、楽しい、犬や猫といるのは楽しいから。

大変だけど、なんとかしていく…

という意見を自分がかかわっている団体さんやボランティアさんたちから、多く聞きました。

どんなことも始めたら、いいことばかりではなく、いろんな不具合も起こってくるはず。

でも、その不具合にばかり目を向けるのではなく、

「よくなった部分」を見ていきたいし、伝えていきたい。

「生きられる」ってすごい大事なこと。

殺される子が減ったっていうだけで、もう、本当にすごく良いこと、

これを見誤ってはいけないと。

わたしも今、犬と猫の抱える問題について、取材を続けております。

多頭飼育崩壊が主なテーマになります。

これもある種、「殺処分ゼロ」が広まったことに由来するかもしれません。

けど、それを乗り越えていこう、

その先を見ていこう、

そういう思いで作っています。

4月か5月に放送できると思うので、詳細、決まったら、またお知らせしますので、

よろしくです。

犬のためなら、私も大変になってもいいんです、

たいへんでも乗り越えるんんです

自分のできること……映像とって、伝えること

この部分でがんばります。

新年のご挨拶

あけまして おめでとうございます。

今さら、何を言っている…という感じですが、新しい年になりました。



ハルの横顔を使って、年賀状を作りました。

「吠える準備」って、あくまで、私の比喩でございます。

こういうことを書くと、「吠える犬を礼賛するな」みたいな指摘が来そうで、ちょっとびくびくします。

が、最近、急にふっきれて、もはや、何をやっても、つっこまれる可能性があり、

それが、いつ、どんな方向から飛んで来るかわからない以上、

覚悟を決めるしかないか、と思うようになりました。

近年は、「何か言われるかも」と思い、公の場所で、書く気力が失せておりました。

自分のなかで、検証をして、書いているうちにつまらなくなって。

が。

それではつまらない。

そして、もはや、どんな人もいつ何時、突っ込まれるかわからないご時世。

だとしたら、注意を払って書く(作る)としても、「来る時は来る」と思うしかないですよね。

いたずらに怖がっていても仕方ないかと。

そう思うともうちょっとブログも書けるかもしれん。

さて。

年賀状は、もっとかわいいバージョンもあって、ハル、ナツ、勢揃いの様子。



ハルは7歳、ナツは6歳でございます。

だいぶ、年をとりました。

年明けから、犬猫ものの取材で、地方ロケにでかけておりました。

こちらは、今年の春ごろ、テレビにて、放送する予定です。

相変わらず、「働きたくない人たち」のドキュメンタリーも撮っています。

今年も、犬と猫と、働きたくない、がテーマかしら。

上半期はそれで終わりそうなので、

後半は、別のことができたらいいと思っています。

年をとるごとに、いろんなことをゆるく考えるようになり、のらりくらり度が増しました。

そんなわけで、ブログの更新も遅れがちでございますが、なんとかやっていこうと。

11月から、ロケでいろんなところ行って、面白かったなー。

東日本橋、京都、熊野、愛知、岐阜、岡山、広島、栃木、福島。

ぐるぐる走りまわりました。

そして、日本でも、自分は知らない場所、知らない人々がいるということを知りました。

広いぞ、日本。

ほほほ。

犬と猫の向こう側

あっという間に1ヶ月も過ぎてしまいました。

何をしていたかというと、

*phaさんシリーズのその後を撮っていた

*犬猫シリーズのその後を撮っていた

…んですね。

撮影が始まってしまうと、心騒がしく、なかなか書けなくなります。

あ、その他、明治維新関連の特番の構成などもちょっこりやってました。

そこで、西郷隆盛がつれていた犬の名前が,「ツン」ということを知りました。

まあ、それはともかく、犬猫関連の取材では、考えさせられることが多かったです。

主に、多頭飼育崩壊を取材していますが、

一人暮らしの方が、100匹猫を飼っていたりと、

「なぜ、こんなことになってしまったんだろう」という思いにとらわれます。

だれもが最初は、

「犬、かわいいね」

「猫、好き」

くらいの軽い気持ちで飼い始めるのに、

あれよ、あれよと増殖して、自分では手に負えない状況になってしまうんだと思いました。

その時、まわりに相談できる人や、助けてくれるひとがいれば、

大事には至らないけれど、そういう相手がいないと、どんどん、問題が大きくなってしまう。

そこにあるのは、圧倒的な孤立なんです。

孤独、というより、孤立ですね。

ちょっと手を差し伸べてくれるひとがいたら、そこまではいかないのではないか、

これは犬と猫の問題というより、そうなってしまう人の問題なんだということを強く思いました。

そのことを、どう伝えて行くかがこれからの課題です。

ただ、犬や猫の命を守ろう!…というだけでは、彼らを救うことが難しい。

やはり、飼い主である人間を救えるシステムがなければ、いつまでたっても解決できないのではないか、

と思うようになりました。

取材はまだまだ続きます。

そして、もうひとつのテーマ、

「働きたくない」ひとたちの物語も、引き続き、取材中です。

ふうむ。

どうなることやら。



「犬に名前をつける日 in London」DVD発売!

10月18日(水)、つまり、昨日から、

「犬に名前をつける日 in London」のDVDを再び、発売開始しました。




今年の春に、「ちばわん」吉田さん、「犬猫みなしご救援隊」中谷さん、田原さんと、ロンドンまで行った記録です。

上映会の様子やら、保護施設訪問などが含まれています。

本編1時間に、特典映像も1時間。

いつものように、たっぷりの内容になっています。

イギリスやドイツは動物愛護先進国で、比べてもしょうがない、という意見もあるかと思いますが、

理想を掲げること、

目標を持つこと

は、決して悪いことではないと思っています。

(そして、もちろん、イギリスの動物保護にだって問題はあります)

同行した吉田さんと中谷さんが、「とても参考になった」と言ってくれたことが本当に嬉しかった。

そして、イギリスの保護施設のひとたちと、吉田さん、中谷さんがつながり、お互い励まし合ったりするのを見て、

胸が熱くなりました。

「いろいろ、あるけどガンバローね」って言ってて。

そんな様子をDVDにて、ご覧いただけます。

販売は、映画「犬に名前をつける日」のホームページのみで行っております。

(一部、「ちばわん」のいぬ親会でも販売予定です)

どうぞ、この機会にぜひ!

イギリスの犬、猫に会えます!



ロンドンの野良猫大将。




ブリーダーさんのローデンシア・リッジバックの子犬たち。

無料上映会

今週末、都内で、久しぶりに上映会があります。

短縮バージョン(70分)の上映ですが、無料でございます。

この機会にぜひ。

主催者さんから頂戴したチラシを掲載いたします。



情報があまり入っていないようですが、時期がせまっておりますので、掲載しました。

わたくし、山田も短い時間ですが、トークをしに伺います。

スケジュールは以下のようです。

上映会日程:10月15日(日)

12:30~13:00 受付
13:00~13:15 「なぎさペットクラブ」ご挨拶
13:15~14:25 映画「犬に名前をつける日」(70分バージョン)上映
14:25~14:45 山田あかね監督 トーク
14:45~14:55 休憩
14:55~16:00 なぎさペットクラブ イベントほか。

会場:なぎさニュータウン・大ホール(管理棟内)
東京都江戸川区南葛西7-1-21

主催:なぎさペットクラブ

よろしくお願いいたします。

映画「おクジラさま ふたつの正義の物語」

渋谷、ユーロスペースにて、映画「おクジラさま ふたつの正義の物語」を見て来ました。

アカデミー賞を受賞した「ザ・コーブ」で、俄然注目を集めることになった、日本のくじら漁。

和歌山県の太地町では、くじらの追い込み漁の歴史が400年近くある。

町には、いたるところにクジラのモチーフが飾られている。

太地町では、イルカのことも、クジラと呼ぶと説明がある。今、もっぱら獲っているのは、イルカだ。

「ザ・コーブ」以来、町には、シーシェパードなど、くじら漁に反対する動物保護団体の人たちが海外(主にアメリカ)から、数多くやってくる。

それを取材するメディアもわんさか。

そこにあるのは、動物保護団体 vs 地元の漁師さんの構図。

「ザ・コーブ」は見ていないが、「ザ・コーブ」は動物保護団体よりの視点で描かれていたと思う。

「おクジラさま」はどちらの立場にも立たず、状況を淡々と描写していく。

監督として、どちらの立場にも立たない、ということだろう。

とはいえ、漁師さんたちの立場を紹介しょうという気持ちは伝わってくる。

一方的に、イルカを殺す悪者にされてしまっては、いけない…という気持ちだ。

もし、彼らが捕まえているのが、カツオや鮭なら、誰からも怒られなかっただろう。

彼らだって、イルカやクジラが憎くて、捕まえて食べているわけじゃない。

たまたま、その地に…その海には、イルカやクジラがいたのだ。

彼らにとって、イルカやクジラは生きるため、食べるためになくてはならない存在だったのだ。

とはいえ、

世界は広く、イルカやクジラを愛するひともいる。

彼らにとっては、友達のような存在を、食べるためとはいえ、命を奪うのは許せない、と思うだろう。

そちらの気持ちもわかる。

世界がつながって、世界は狭くなった。

今までなら、自分たちの場所のルールでやってこれたことが、突然、批判にさらされる。

恐ろしいことではある。

が。

世界にはイルカを愛するひとがいること、それを痛みに思うひとがいることを知るのは、そんなに悪いことではないのではないか。

思ってもみなかった視点の発見。

もしかしたら、イルカ漁をしながら、「イルカ、かわいいな、かわいそうだな」って思った漁師さんもいたかもしれない。

自分は犬が好きで、犬が殺されないために映画を撮ったり、テレビ番組を作ったり、本を書いたりしている。

けど、常に、「犬だけが特別なのか」と自問自答している。

牛や豚や鶏はいいのかよ。

ゴキブリは殺してもいいのか。

犬は特別と思うのは、私の趣味にすぎない。

それをわかった上で、でも、やっぱり、犬は殺さないでほしいと思う。

できれば、その他の動物も殺さずに生きていきたい。

けど、食べるために、生きものを犠牲にしなくてはいけないのは、生きものの常だ。

犬に鶏肉を与えるたびに、この鶏も生きたかったろうに、と思う。

私も時々、肉を食べる。

だから、生きるために食べるために、動物を殺すことを私は批難できない。

遊びのためや、邪魔だからという理由で殺すことは、あってはいけないけど。

映画のなかで気になったことがふたつ。

シーシェパードの人が、漁師さんたちに提案する。

「今、捕まえたイルカたちを買い取る。いくらなら、買い取れるか。その金額を寄付で集めるから」

みたいなことを言う。

すると、漁師さんは、「自分たちで稼いだお金ならともかく、寄付で集めたお金で買い取ろうなんて…」というような答えをだす。

自分で稼いたお金ならよくて、寄付はダメなのか?

イギリスやドイツ、アメリカなどでも、動物保護は寄付で成り立っていることが多い。

だから、寄付で集めたお金で、動物の命を救うことは、特別なことじゃない。

このあたりの考え方は、日本では行き渡っていないと思う。

寄付やクラウドファンディングに対する違和感のようなもの。

自分で稼いたお金でしか、動物保護ができないとしたら、動物は全然救われなくなってしまう。

寄付に対する考え方が変わっていけばいいと思う。

もうひとつは、太地町でとっているイルカは絶滅の危機にある種類ではないということ。

それよりも、この「太地町」という人口3000人の小さな町のほうが、絶滅の可能性があるのでは…という視点だ。

イルカやクジラの命を守るために、その地に暮らすヒトを犠牲にしていいのか、ということ。

町そのものが消失しますよ…と。

胸に迫り来るものがありました。


DVD「犬に名前をつける日 in London」

すみません。

DVD「犬に名前をつける日 in London」の初回販売分がなくなってしまいました。

経費を抑えるために、1枚1枚、弊社でコピーしていたのですが、全然、間に合わず、

しかも、一部トラブルもあり、やはり、プロに任せようと思い立ち、現在、あたらなものを制作中です。

中身(映像の内容)は同じですが、表紙を変えてみました。



ロンドンで出会った、保護犬、保護猫さんたちに、表紙を飾ってもらいました。

定価はそのままの1500円(税込み1620円)です。

いやー先週は、この作業で、しくじりました。

正直に言うと、イギリス訪問が予算をオーバーというか、倒れそうなほどかかってしまったこともあり、自社制作するしかない状況に追い込まれました。

自社で作れば、販売価格も抑えられるし、よし!と思ったのですが、浅はかでした。

自分の仕事は、テレビや映画を作ったり、本を書いたりがメインでして、いわば、「ソフト」を担当してきたわけです。

ところが、DVDをつくる…「ハード」の部分は、それほどの機材も持っていないし、ノウハウもないんです。

けど、「やれば、できるのでは…」と思ってつい…。

ダメでした。

いえ、できたにはできたんですが、せっかく、一生懸命撮って、頑張って編集して、音楽もつけたものが、

最後の行程で、画質が落ちてしまう……

これでは低価格でもダメだ……

そこで、今更、専門業者に依頼することにしました。

あらためるのに、遅すぎることはない……と自分を励ましながら。

最初からプロに頼んでいれば、時間も費用も節約できたわけですが、愚かでした。

みなさまにもご迷惑をかけました。

10月18日(水)には弊社に新品が届きますので、お申し込みいただいた順に発送します。

表紙と画質は変わっても、届けたい気持ちは同じです。

犬が犬らしくある社会とは…

それをどうやって実現していくか…。

ご覧いただけると幸いです。

下記にて、絶賛、お申し込み、受付中!

DVD「犬に名前をつける日 in London」

「犬に名前をつける日 in London」DVD始めました。

「犬に名前をつける日 in London」のDVDを発売しました!!



今年の5月末、ロンドンとハートフォードで、映画「犬に名前をつける日」の上映会がありまして、

せっかくなので、行こう、

せっかくなので、「ちばわん」の吉田さんや「犬猫みなしご救援隊」の中谷さんや田原さんと一緒に行こう、

せっかくなので、イギリスの保護施設を見て回ったり、プロのブリーダーってどんな感じか見てこよう、

せっかくなので、その様子を撮影しておこう!

という、いつもの発作的な思いで、行ってきました。

その時の様子を編集して、本編1時間、特典映像1時間という、たっぷりなDVDを作りました。

テレビ番組にして放送することも考えたのですが、

そうすると、どうしても、「万人にわかってもらう内容」にする必要があり、

動物保護関係の人達や、たいへんなる犬好きたちにとっては知りたい情報であっても、

「普通のひとはそこまで興味ないかも…」という理由でカットせざるおえない場合がでてきて、

「それは、なんか、どうだろう」と思い、

なるべく、情報をカットしないでお伝えしたい、ということで、DVDを作りました。

なので、たっぷりなんです…笑。

週末から、映画「犬に名前をつける日」のホームページに

「SHOP」というコーナーを作り、そこで、売っています。

一枚 1620円(税込み)でございます。

「動物保護」に興味のある人に見てもらいたいから、なるべく安くしようと頑張りました。

なので、全部、自分らでやっています。



まあ、こんな感じで、

撮影、編集は、いつものメンバーですが、

プレスから、表紙作りから、盤面デザインまで、全部自分らで…。

自主製作でございますね。

はい。

イギリスの動物保護てどんなだろう…

ロンドンで中谷さんや吉田さんは何を感じたんだろう…

などに興味にある方はぜひ。

私自身は、この上映会をきっかけに知りあった、

イギリス在住の獣医師、川田彩代さんが言っていた

「イギリス人は、犬が犬らしくいることを大切にしている」

という言葉に打たれました。

犬が犬らしく…

人間と暮らすしか選択肢のない犬たちに少しでも、彼らの生がのびのびしたものであってほしいと強く思いました。

もちろん、その前に、生き抜く道を作ってあげなければいけないのですが。

あらためて、犬と猫の命のために

自分でできることを考えようと思いました。

犬のことは、やっぱり、ずっとやっていきます。

DVD「犬に名前をつける日 in London」

お求めは、下記のイギリスの保護犬「サマー」をクリック!



よろしくお願いします。

ゼロデシベル

番組や映画の宣伝の時しかブログを書かないなんて、ひどいですよね。

はぁ。

いつからか、やる気のようなものがどんどん低下しておりまして、

マイナスなことを書くのはよろしくないのでは、と思って書かずにおりました。

なんでしょうね。

年ですか。疲れですか。諦めですか。

そんな日々の中でも、映画見たり舞台行ったりが支えでございます。

最近見た映画はですね、

「ベイビードライバー」  良かった!

「ELLE」 残念だった!

「ボン・ボヤージュ」 良かった!

大人計画の「業音」 平岩紙さん、素晴らしかったです。

ハイバイ「もよおす」 ごっちん娘に泣きました。

前野健太さんのライブ、しびれました。

キングコング西野亮廣さんの「制作物発表会」という、最新の経済学の講義をエンタメ加工したようなイベントにも行ってみました。

そして、今は、ドラクエをプレステ4にて、プレイ中です。

本当にもう、今は、やること、いっぱいありますよね。

幸福な時代に生まれ落ちてよかった。

秋っていきなり来るんですねえ。

追記:

はっ。

一番、考えさせられた気がしていた

映画「夜明けの祈り」を忘れるとは…!

レイプをテーマにした時、「夜明けの祈り」と「ELLE」では、覚悟と志が全然違い、同じ時代に作られた作品であるにもかかわらず、

「夜明けの祈り」は、1945年前後を描いてるのに、「新しく」

「ELLE」は現代を描いているのに、超絶、「古くさい」

(映像技術などの問題ではなく、「演出」として)

そのことを強く思いました。

ちゃんと比較しようと思っていて、やってませんでした。







「居酒屋ふじ」

今日はすごい雨でした。

ハルは怖がって、デスクの下に潜り込んでくるので、仕事がはかどりませんでした。



…って、そんなに働いていませんけれども。

仕事、といえば、本日は、書泉グランデで、小林銅蟲さんとphaさんのトークがあったみたいですね。

Twitterで知りました。

あー、行けばよかった…というか、見に行こうと思っていたのに、つい、日程をチェックしていなかった。

アホですね、相変わらず、マヌケです。

で、今夜は、脚本を書いた、「居酒屋ふじ」の第7話のオンエアなので、お知らせです。

このドラマは、実在する「昭和」っぽい居酒屋「ふじ」の物語で、「昭和に詳しいだろう」ということで声がかかって、脚本をいくつか担当しました。

まあ、ようするに「年寄り」ってことですが…笑。

昭和の出来事を折り込みつつ、テーマにしつつ、笑いと人情と…みたいな感じでしょうか。

で、今夜の回は、「超能力」をテーマにしてみました。

私が子供のころ、「スプーン曲げ」とか「ユリゲラー」さんとかが大流行して、みんなでスプーン曲げたりしたんですよね。

小学生のころは、「こっくり」さんとかいう遊びもあって、「この世界には自分の知らない飛んでもないものがあるらしい」と

目を輝かせて、信じていたような気がします。

大人になるに連れ、不思議だと思っていたことをどんどん理解できるようにもなりました。

例えば、「魔女」などは、魔法を使える女性のことというよりは、当時の規範に合わない女性を処罰するためのものだった…とか。

不思議なことの裏には、案外、痛々しい歴史があったりするものです。

妖怪とかお化けとかもその発祥を見ていくと、「この世ならざるものを描くことでしか、復讐されえないもの」の場合もあるんですよね。

あっ。

でも、今夜の「ふじ」の超能力はそんなにヘビーなものではないですが、この世にはやっぱり、「不思議」とか「超能力かも?」と思えるようなことがあるなーとたまに思います。

それは、一瞬で場所移動できたり、タイムスリップとか、人の心が読めたり…みたいことというより、

びっくりする偶然とか、

絶対会うはずのない人と会うとか、

そういう類のことであります。

そして、芸能の仕事をしている人には、やはり、なにか特別のキラメキを感じることがあるんです。

それは説明のしようのない、なにか。

ひとはそれに惹かれていくのだろうと思います。

私自身も。

そんな気持ちをちょっと込めて書きました。

どうぞご覧ください。

(私もオンエアで初めて見ることになるのですが…)