山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

さくら熱、低下?

仕事の関係で、さくらが咲いたら、撮影に行く予定がある。
東京の開花予想って、22日くらいらしいから、今週末には、早くもお花見ができるかもしれない。

しかし、昨年とくらべて、今年は「さくら熱」が低いように思う。
(自分が忙しくて、花見情報にうといから?あるいは、今年の冬は異常に寒くて、開花予想がはっきりしなかったから?)

などと、いろんな理由が考えられるけど、たぶん、去年の「さくら熱」は、音楽のおかげでしょう。
森山なにがしや、ケツメイシなどの「さくらソング」のヒットが否応なしに、さくらを待つ気持ちにさせ、普段は花見にでかけない若者まで、こぞって、さくらを見に行ったのだ。

今年は、とりたててさくらがらみのヒット曲がないから、さくら情報が緩い感じ。
それと昨年、騒ぎすぎたので、「もういいよ」と早くも飽きられたのかもしれない。
一時的に強烈に流行ったものは、ブームが過ぎると、あっという間に熱がひくものである。

花見は、江戸時代に庶民の間にぱーっと広がったらしい。ブームってやつは100年前からいろいろあるわけなのだな。

本日、2週間分の新聞をざっと読むと、いやあ、はやり廃りの激しいことよ。

ほんに、花の色は うつりにけりな いたずらに 我が身世にふる眺めせしまに

であることよ。
(詠み人は、小野小町だっけ)