山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

自分のほしいもの

今日は、久しぶりに晴れたのでー、ある決意を持って、洗濯しました。

ある決意って、晴れてるうちに洗濯しよう…ってだけのことでしたが。
昨晩は、いろんなことを考えたら眠れなくなり、朝になってしまい、8時頃寝て、12時頃起きました。それで、家にある洗濯物をかき集めて、洗いました。といっても洗濯機さんが…。

その後、今日届いた「家族の終わり」というアメリカの小説を読みました。これ、『アメリカン・ビューティー』の監督がすでに映画化してて、この秋には日本でも公開になるようです。レオナルド・ディカプリオさんが出ているらしい。

という映画化情報もさることながら、「なに不自由ない家族が、特別な理由なく、ひしひしと崩壊していくさまを描いている」というようなことがプレスリリースに書いてあったので、「これは読まなきゃ」と思って取り寄せた次第。

自分が興味があるのは、それほどの不自由もないくせに、なぜかこの世に不満を覚えてしまうような人間の物語です。そこに大きな事件…殺人とか戦争とか難病とかからめなくても、物語が進行していくようなものが好きです。映画もドラマも小説もそういうものが好みで、自分もそういうものを作りたいと思っている。

なぜなら、自分は非常にフツウだからでした。この普通さのなかで、それでもどこか普通ではない不満ややるせなさや焦りなどを抱いてしまう謎を解きたい。解けないことはわかっているけど、せめてそれを描写することで、そのことについて、考えたいのでした。

小説って、作者があるテーマについてとことん考えた道筋のようなもの…という評価もあります。映画も監督の世界観を見せるもの…という考え方もあります。作者にとって、世界はどのように見えているのか…それを文章やら映像にしてみせるのではないかしら。

自分はすくなくとも、そう思っているのでした。

今日は、洗濯のあと、3hくらいうたた寝をしてしまいました。そして夜は、20年来のお友達と麻布十番でご飯を食べました。そして深夜に帰ってきました。

いろんなことを考えた夜。