山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

友がみな我より偉く見える日は…

「友がみな我より偉く見える日は…」って気分だなー。

でも、この続きなんだっけ?石川啄木だよなーと思いつつ、検索すると、結構な数がヒットした。それも、この詩を全部書いているのはほとんどなくて、エッセイのタイトルだったり、ブログのひとことだったりした。…なんかちょっと恥ずかしくなった。

非常に多くのひとが、「友がみな我より偉く見える日は…」って気分になり、これを引用しているのだなと。そういう意味では、啄木ってメジャーな作家というか、たくさんのひとの気持ちを代弁するのがうまい作家なんだな。さすが、歴史に名前を残すだけある。

一方で、とてもたくさんのひとが、「友達よりダメな自分」にクヨクヨすることがあるってことなのだな。もちろん、自分もそうなんだけど、つまり、自分と友を比べているのよね、案外。とほほ。

ひとと比べてはいけません。あなたはあなたです…みたいなことを人生指南本などによく書いてあるけどさ、そう簡単にはいかないものさ。

今日は、パスポートを受け取り、引き続き旅行用の買い物をし、途中、何気なく乗ったエレベーターに知りあいの監督の映画のポスターが貼ってあって、絶賛コメントが並んでいたので、落ち込む。(わかりやすい)。友に比べて、自分はなんてダメなんだ…ってことですね。その後、首の治療に行き、新しい名刺をとりに行き、美容院寄って帰宅。なにも生産的なこと、仕事らしきことしておりませんけれども、それでも一日は終わる。

こんなんでいいのか、自分の人生…クヨクヨ。まあ、それも週末からアフリカ大陸に上陸したら、目が覚めるでしょう。暑かったりするだろうし。まあ、いいか。

久しぶりに週刊文春を買った。サカイ容疑者の記事を読む。ちょっと衝撃を受ける。内容もそうだけど、報道ってきついなーと。記事で面白かったのは、椎名誠先生のエッセイ。草食系の動物って、走りながら、排泄をする…排泄行為の間に襲われる心配があるので、走りながらもできるんだそうな…ゆえに、今、流行の草食系男子も、今に走りながら排泄できるようになったらすごい…とか。どうでもいいふざけた話だけど、天下をとったように、「草食系男子」とエバラレていると、「じゃ、走りながら、排泄してみてくれ」と言ってみたくなる。

どうでもいいことだが…。