山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

パリの捨て犬施設

すでに、ロンドンを離れ、イギリスの田舎町を巡っていますが、数日前に行った、パリの捨て犬施設のお話です。

捨て犬施設…というと残酷ですが、ドッグレスキューなどとも呼ばれていますが、飼い主のいなくなった犬たちが、次の飼い主を探すまでの場所ですから、捨て犬施設…と呼んでもいいかもしれないです。

きれいな言葉に置き換えても、無責任に犬を捨てるひとがいる事実は変えられないですからね。

で、始まり、始まり。



パリから電車で30分くらいの、駅のすぐ近くにあります。

なかに入ると…



犬たちの吠える声がきこえてきます。



出迎えてくれた、シェパードくん。



なかには、このように犬の暮らす檻が連なっています。

一見、殺伐としているように見えますが、一頭ずつの個室で、外の見える場所と、奥に暖房完備のベッドのある部屋がついてます。

奥の部屋のベッドで寝ているダックス。



あたたかそうです。そして、思わず、つれて帰りたくなった、ミックスの子犬。どことなく、ミニを思い出させます。



ここでは、200頭くらいの犬たちと猫(猫の数は忘れました)が、新しい飼い主を求めて暮らしています。専任の獣医さんもいるし、マイクロチップをつけたり、健康状態を見たりといたれりつくせりです。

そして、万が一、新しい飼い主さんが現われなくても、生涯ここで暮らすことができるそうです。すごいなー、パリ。

しかも、すべてが寄付によってなりたっているそうです。犬や猫に対する思いは、ヨーロッパのひとたちに見習うべきところが多いなーと思いました。

パリの施設に感動しておりましたが、ロンドンの施設に行って、もっとびっくり。すごいです。手厚いです。猫の暮らすところなんて、そこに泊まってもいいほど、きれいだし、暖かいし、デラックスでした。

ロンドンの施設にはついては、また、後日。

今日は、レトリーバーが30頭くらい集まった、フィールドトライアルに行ったのですが、これがもう、くらくらするくらい、レトリーバーだらけで…これについても、写真とともに、後日ご報告したいと思います。

ミニの巡礼は続きます。