山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

イギリス捨て犬施設その2

すっかり間が空きましたけれども、ロンドンの捨て犬施設、バタシードッグ&キャットホームについての報告その2です。



ここが犬の施設の受付。

奥には、グッズ売り場もあって、かわいい小物がそろっています。いろいろ買ってきたので、おって、ご紹介します。



で、これが、こちらのシンボルマーク。猫と犬がデザインされています。グッズにもこのマークがついていて、かわいいんですよー。

この施設は、すべて寄付によって運営されている、私立の施設です。

迷い犬猫、捨て犬猫などを収容する公的な施設から、犬猫を貰い受けてきて、新しい飼い主を探す手伝いをしています。もし、新しい飼い主が見つからなくても、犬も猫もこの施設で天寿をまっとうすることができます。(獣医さんも6人常駐しています)。

さて、犬をもらい受ける手順にそって、見学していきましょう。まずは、このような用紙に、こちらの希望の犬や、こちらの生活、家族構成などを書き込みます。



そして、このような面接室にて、スタッフと話し合います。そして、コンピューターに条件を入れて、候補の犬を絞ります。



なんといっても、400部屋もあり、350匹もいますから、見る前に絞っていくわけですね。

そして、いよいよ、犬たちの待つ部屋へ。



廊下の両側に犬の個室が並んでいます。



基本的に、一頭一室。みんな同じ広さです。

では、いくつかの部屋をのぞいてみましょう。



近づくと、ぎりぎりまでやってきて、「私をおうちに連れてって」と訴えかけられます。



どうしても、中型犬に惹かれます。



こういう小型犬ももちろんいます。



回廊のように、犬のいる場所が続きます。




まだまだ、もっといるみたい…。

この施設、食堂(人間用)もあるし、とにかく充実の設備です。詳しくは明日アップします。

しかし、本当にすばらしい場所でした。スタッフは300人以上、さらにボランティアは400名近くいます。

ボランティアは年に数回、面接試験があるほどの人気。猫と遊んだり、犬と散歩するなどの仕事をボランティアがまかないます。

今年で創立150周年とあって、取材も多いそうです。驚きと感心の連続で、自分のなかの犬への思いを問われた場所でした。

ロンドンでは、「ハロッズの犬売り場」「ケネルクラブ」を見学することで始まった、わたしの、ミニ巡礼の旅。

すでに日本におりますが、当分、この旅の模様をお届けします。