山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

年をごまかす。

ロンドン36日目。

すっかり、写真を撮らなくなりました。ロンドン暮らしが、日常になったからでしょうか。

最近は学校で知り合ったロシア人とポーランド人とよくご飯を一緒に食べています。

ロシア人は30歳くらいで三児の父で、資源関係の会社に勤めている。これまで、独学で英語を学んできたそうで(スカイプで)、その力に英語の先生が驚いてました。

ロシア人の優秀なひとはホントにまじめでがんばりやで驚く。柔道が趣味だそうで、ロンドンでも毎朝、7時から稽古してから学校に来てる。

とにかく、勉強熱心。

国が大きな勢いで変わろうとしているから、その波に乗っている感じ。ニューリッチっていうんですか、なんだか裕福そうだし。

一方のポーランド人はもうちょっと複雑。弁護士だけど、ひとつの会社に20年くらい勤めているらしい。

ポーランドも激しい歴史の波にさらされつづけた国だけど、大国ロシアとはまたちがって、面白い。

時々、ものすごくブラックなユーモアを言うので、どこまでが冗談かわからなくなる。

たいていが、政治的な冗談。コミュニズムや資本主義を笑うようなたぐい。

しかし、どちらの人も特にエンタメ業界の人ではないのに、映画や文学に詳しいのがすごい。基礎教養として、小説を読む、映画を見る、というのが、あるようだ。

なので、ロシア文学やポーランド映画について、コアな話ができるので、楽しい。

日本の経済関係のひとで、そんなひといるかしら…。

そんなわけで、東欧のひとに混じって楽しくやってます。

彼らから、私は、ずいぶん若いひとと誤解されているようなので、そのままにしている…笑。

本当の年齢を明かしたら、きっと倒れると思う。嘘はいってないが、真実もいってない。

日本人は小さいし、若く誤解されるので、ちょっとうれしい。

久しぶりに女性として扱われています…笑。