山田あかねの一喜一憂日記

テレビディレクターをやりながら、小説書いてます。映画も撮りました。脚本なども書いてます。 本、買って下さいね。

ソウル国際女性映画祭報告

というわけで、5日間ほどのソウル滞在より戻りました。

ソウル国際女性映画祭はアジアでは最大の女性映画祭だけあって、招待作品120本!、ボランティアの数60名という規模の大きいモノでした。



シンチョンという学生街、東京で言うと、下北沢みたいな町(?)にメイン会場があって、映画好きの大学生がたくさん、見に来る映画祭のようでした。

が、あいにくの雨と大学の試験と重なって、思うように観客動員できなかったらしく、主催者がしきりにそのことを気にしていました。



映画のあとには、いつものようにQ&Aなど。国際映画祭もこれで6回目なので、すっかり慣れて、普段着で参加してます…笑。

というか、本当は、ブルーマリンという、好きなイタリアブランドのシルクの服持って行ったけど、連絡が悪くて、取材からそのまま劇場入りしたので、Gパンで挨拶になってしまった。

その前は、韓国の映画雑誌movie weekにスターバックスで取材を受けた。その時の模様。



インタビュアーのひとが熱心に映画のことを聞いてくれて、取材深くて楽しかった。その前は、アイドル並に写真撮影があって、面白かった。

アイドル並って言うか、ソファに座って、ポーズをつけられたから。照れた…。

それでもって、この映画祭はスターバックス始め、結構大きな会社が協賛しててすごかった。韓国の女性パワーすごい。

でも、もしかしたら、一方でそれは、女性がそれほど虐げられている反動かもしれない。テレビを見ると、韓国の女性歌手ってみんな似たようなメイクに似たようなショートパンツやミニスカートはいて、これでもかって、色気を振りまいてた。

もちろん、セクシーであることを楽しんでやっていることはわかってる。でも、そこまで過剰にセクシーさを演出しないといけないのって、なぜだろうと立ち止まらずにいられない。

映画祭で短編のコンペがあって、受賞作は、レイプが出てくるものばかり。4本上映されたけど、ドラマ2本、ドキュメンタリー2本だったけど、4本のうち2本のテーマはずばり、レイプだった。(ドキュメンタリー一つ、ドラマ一つ)

そんなに、身近な、切実なテーマなんだろうかとびっくりした。

女性たちが「少女時代」や「KARA」のように、自信もって自分のセクシーさを売りに出しているようで、その裏には、深刻な性的虐待があるんだろうか。

そこらへんのことをもっと現場の女性たちを話したかったけど、そういう時間がとれなくて残念だった。

唯一のチャンスだった、ディレクターが集まる会はギリギリまで連絡が来なかったし、到着した当日で、自分も疲れ過ぎてて、寝てたから。

しかし、ほんと、ギリギリまで働いて、ほとんど寝ないでソウル入りしたので、さすがに辛かった。

そこらへんを反省した。もっといろんな監督と話したかったなー。

女性映画祭って、大きく分けて2派あるそうだ。

ひとつは、映画界の女性たちが集まって主催しているもの。東京国際女性映画祭はこっち。

もうひとつは、フェミニストが主催しているもの。韓国と台湾はそっちらしい。「映画」そのものよりも「女性」の視点を大事にしている。

もちろん、どっちであっても、映画という表現のなかで、女性であることの視点を意識した作品を上映していくことにはちがいないだろうし。

どっちが先というのでもないと思う。

こういうこと書くと、映画人っぽい男性は、「映画」であることが先であって、フェミニズム的な視点で映画を斬るのは間違っている…というひともいる。

けどさー。そもそも、映画って、男性の視点で始まったものなんだもん。そのルールに則っているのが「普通」と考えるほうがおかしいよね。

映画のなかに、女もいたけど、その女たちは、一方的視点(男性側の)で描かれたものだったんだ…ってことに無自覚な映画監督はあんまり好きじゃない。

純粋に映画的視点…なんてものは存在しないから。そう思っているだけでそんなの幻想だ。

…ということで、今日、無事、帰国。

ソウルより東京のがずっと寒い。そして、物価高いなーと思う。

これから当分、ゆっくりスケジュールなので、また、ブログを丁寧に書きたいです

ご無沙汰しておりました!

いろいろあったけど、それでも映画祭はたのしーよ。

映画ってやっぱり特別。自分の映画にくっついて、いろんなところに行った。そして、いろんな観客に出会えて、本当に良かった。幸せだよ。自分。