山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

さくらの季節を過ぎて。

4月も半ばを過ぎてしまいました。

トロントから戻って、テレビ番組をひとつ作っておりまして、その間に上越市に行ったり、横浜で上映があったりとバタバタしているうちに、さくらの季節も過ぎてしまいました。

明日でテレビの仕事が一段落つくので、今後の展開を考えたいと思っています。

いや、時が経つのは早いな-。

備忘録として、最近見た映画。

on WOWOW

「リアリティのダンス」(監督・ホドロフスキー)
「ビリギャル」(土井裕泰監督)

久しぶりに映画館で

「オマールの壁」(ハニ・アブ・アサド監督)
「スポットライト」(トム・マッカーシー監督)
「リリーのすべて」(トム・フーバー監督)

「リアリティのダンス」を見て、映画の自由さを感じて、
「オマールの壁」はひたすら息苦しくつらくて、でも、撮らなければならなかったという、強さがあって、
それは、「スポットライト」も「リリーのすべて」もある意味、同じだと思った。

どうしても伝えたい、伝えないといけないもの、としての映画。
訴えようとする気持ちが強烈に伝わってくる。
その芯があるから、演出に迷いがないというか、「これだ!」って感じの思いにぐいぐい連れていかえるようだった。
3作品それぞれが。

特に「オマールの壁」はやっぱり、強烈だった。

イスラエルの占領下で暮らすパレスチナの青年の息苦しいような毎日。
そんななかでも、恋も友情もジョークもあって、それがなおさら苦しかった。

パレスチナでロケしているから、破壊されたままの街や巨大な壁や、一方で、賑わう市場やカフェもあることが、リアルで、映像の力をあらためて感じた。

強い、すごい作品だった。

見終わったら、ものすごく疲れた。

家に戻り、気楽になりたくて、録画してあった「ビリギャル」を見た。

いやーなんというか、日本がどれほど平和なのか、思い知らされるような。

いえ、自分もその平和を享受しているのだから、えらそうな事は言えない。

5月から、映画「犬に名前をつける日」の自主上映がじゃんじゃん、始まります。

5月12日(木)のさいたま芸術劇場を皮切りに、7月は横須賀と新宿、8月は船橋(千葉県)、9月は会津若松(福島)がすでに決まっています。

詳細は、映画のHPの自主上映のページにアップしていきますが、こっちのHPでもフォローしたいと思います。

あと、夏にはDVDを発売できるように、5月は特典映像、絶賛、編集予定でございます。