山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

外出するひきこもり

ひさしぶりに一日中、家にいられて、すごくリラックスする。誰にも会わないで、誰とも話さないで、自分の時間割でいられるとラク。時々、思うけど、フリーになってからの自分ってほとんど、「外出するひきこもり」なんだよなあ。

なんて気楽に言うと、ほんとうのひきこもりの方たちから「一緒にするな、こっちはもっと真剣だ」って怒られそうだけど、自分なんか、もう少し時代が遅く生まれていたら、絶対ひきこもっちゃっていたと思う。なかなか、私の時代ではそういう選択がなかったんだよなあ。

だってさ、まず、完璧にフリーランスで仕事しているからサボルのも働くのも自由だし、さらに基本的にレギュラーの番組はやってこなかった。これはやりたい仕事が来た時に、抜けられないと困るというのが最初の理由だったんだけど、もうひとつの理由は、レギュラーの仕事すると人間関係が密になるので、それが怖かったんですね。

そんなわけで、どんな仕事をしても、同じスタッフと長時間一緒にいるのは、せいぜい三か月。これでも長い方。三か月くらいなら、なんとかやりぬける。それ以上一緒だと結構自信がない。

あとはひたすら、ひとりでいられる。ひとりの時は家にいて、かわいい、決してひどいことしない犬たちといられる。外に出ると楽しいこと、いいこともいっぱいあるけど、ひどいこと、痛いことももれなく付いてくるので、ちょっとびくつく。

こんな人格の私でも、ちゃんと大都会でご飯をきっちり食べていけている。それは、大学出て、最初の8年間、ちゃんとサラリーマンやって人脈作ってからひきこもったからかな。そして、外に出てて、仕事するときは、みなさんの迷惑にならない程度には、きっちり働くからかな。そのような方法で、外出する引きこもりとしての平和な生活を得たのでした。

今日は念願だった、下駄箱を完成させた。そして、ゆっくりお散歩。ようやく落ち着いてPCに向かって書き物ができる。これも2種類やってて、混乱しているけど、急を要するほうをなんとかしなくっちゃ。ようやく、ようやく、気分が平静になってきた。昨日、ぶっつけた車は修理屋さんに頼んだし、ひとつひとつ片付けていけばいいよね。(って誰に相づち求めているんだ?) 地震があったけど、自分的には優雅な気持ちの落ち着いた一日。これから、深夜の六本木ヒルズにお買い物に行こう。派手なBに乗ってね。土曜の夜は、混んでいるから嫌だけど、食料がなくなったので。

夏をもっと楽しみたいなあ。