山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

離婚までのデイスタンス

毎日、マジメに働いています。それでもって、今日は思ったより打ち合わせが早く終わったので、「ふたりの五つの別れ路」というフランソワ・オゾン監督の映画を見ました。

ほんとは、「NANA」が見たかったんだけど、スケジュールが合わなくて。でさ~、「スイミングプール」も見たし、「まぼろし」も見ている私としては、この監督ってもう見なくていいやカテゴリーだったんだけど、ふっと魔が差して見てしまったのだな。

テーマが離婚に至るまでのある夫婦の物語ってやつだったので、「リコン」ネタが嫌いじゃない私としては、つい見てしまったのね。

う~ん。
最初のシーンが離婚が成立するところで、それ以後、時間がどんどん逆行していくわけ。夫に不信感を抱いた時、子供の出産、結婚式、出会い、というふうにさかのぼっていくのね。ふうん、この夫婦はこうやって、出会ったんだ~って感じ。

あるいは、どこで間違ったのかしらね~って感じかな。しかし、なんか退屈な映画だったな。睡眠不足と蓄積疲労のせいか、中盤、眠くて眠くてしかたなかった。(それは映画のせいじゃないか)

人が出会って、恋愛が生まれて、結ばれて、子供が産まれてって順番に見せて行くと、「恋」や『愛」の力が感じられるだろうけど、破局から始まって、時間がもどっていくと、どんな甘美なシーンも、「いずれ、終わるんだもんね」って気分で、熱中できないよね。

だれもが恋は終わることを知っているのに、それでも、恋愛映画や恋愛小説がひとをひきつけるのは、恋愛が生まれて、育つ過程をもう一度体験したいからだろうな。

だから、破局から始まる物語には、なかなか、思い入れできないよね。だいたい、女優さんが時間経過とともに、衣装とメイクだけ若返っていくんだけど、それが奇妙で。だって、中身の女優さんの年は変わらないわけだからさー。

うーん。
眠気を我慢したのに、なんか、見応えのない映画だった。

明日は早朝よりロケハンです。6時には起きなくっちゃ。それではもう寝なくっちゃ。
期待していたアメリカのテレビドラマ「デスパレートな妻たち」、録画ミスして録れてなかった。くやしいよー。


眠いので寝ます。