山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

知ってることの95%は黙っとく。

風邪気味のため、家でおとなしく過ごす。
といっても、寝ていなきゃいけないほどではないので、まとめて料理をする。深く考えないで、餃子を作っていたら、100個くらいできてしまった。半分以上冷凍にして、今後の繁忙期(料理する気分じゃない時期)に備える。

あと、前から一度作ってみたかった、豆と挽肉のカレーも作る。これも山ほどできたので、冷凍庫にいってもらう。料理ってやり始めるととりとめなくって、冷蔵庫にある材料でできる限り作ってみたくなる。が、そんなことをしても、食べきれないので、泣く泣く(とは大げさなり)あきらめて、フト気づくと深夜12時であった。

途中で風邪をひいていることを忘れていた。これだけ、元気なら、今日はちょっとした宴会が渋谷で催されていたようなので、そっち行けばよかったかな~。

朝日新聞の夕刊に作家の山本一力さんのエッセイが載っていて、小説を書くとき、資料で手に入れた知識の9割5分は捨てよ、とあった。そうだよなあ、と思う。ここ一ヶ月、資料読みしてると、いろんな知識がつまってきて、つい、それを書きたくなる。自慢げに「わたし、こんなこと知ってるんだもんね」という気分になる。でも、だめだよね。それじゃあ。そういう小説の極意を、新人賞を取ったときの編集者に学んだという。この編集者のひととなりが、とても魅力的に書いてあった。なんか、いい話を読んだ、って気分になりました。

明日で5月も終わり。時の過ぎる早さよ。