山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

武士とは女である。



そんなわけで、来年早々発売になる、初エッセイ集「女の武士道」の見本が届きました。
「武士道」と銘打って勇ましくしているくせに、うまくスキャンできなくて、なんか曲がってる。
しかし、自分のようなものがえらそーに女性の生き方を教授できるはずもなく、だから、これくらい曲がっているほうが、正しいかもしれません。

これは、「phpスペシャル」という女性向けの雑誌に連載していたものを大幅加筆したものです。「武士道」から学ぶ女性の生き方ってことですが、まあ、私自身は「武士道」ってなんも知らなかったので、イチからお勉強して、参考にできるところだけは、都合よく使わしてもらった・・というものです。

時代劇、武士、日本史、ちゃんばら・・みたいなものがあんまり得意じゃなかったんですが、これを機会にお勉強しました。新渡戸稲造先生の「武士道」を始めとして、「葉隠れ」、「五輪書」なども読みました。さらに、時代小説ってやつもそれなりに読んだ。時代小説を読んで一番びっくりしたのは、サムライって残酷だなあってことでした。

いつぞや、児童の頭部を切り取って、学校の校門に置く・・という世にも残忍な殺人事件があり、こぞって、マスコミはその異常さを伝えましたが、時代小説を読むと、武士のひとたちって、戦で勝つと、相手の武将の頭部を持ち帰ったり、さらしたりしていたんですねー。だとすると、かの殺人犯のひとがそれほど異常ではないのではないか・・という気持ちになったりもしました。

おっと、本題からそれましたが、そんなわけで、本家の武士道にそれほど関係ないのですが、今は女性の戦国時代、女って刀一本で戦場をいくサムライみたいでしょ・・ってところから始めてます。武士って現代では女のことをさすんですねえ。だって、女のが敵が多いし、大変だもん。

いつも、自分のことを荒野を一人行くサムライみたいだわん・・って思ってたから、そんなこんなを書きました。しかし、実際、ダメ人間の自分が、偉そうに生き方指南みたいなことを書いてしまって、正直、とても恥ずかしい。

が、本になって嬉しい。(どっちなんだ!)
ご興味のある方は、ぜひ、ご購入お願いします。来年の1月6日くらいに発売のようです。「武士の一分」「国家の品格」など、「武士」ものが流行っているようなので、その流れに乗れたらいいなー。

お正月休みなどに、手にしていただけると幸いでございます。