ムフフフ。
写真は、わたしの足下の犬たち。このような様子で、飼い主の執筆を見守っております。しかし、ミニは不服そうだし、カナはふて寝してるけど。
そんなわけで、今日はご機嫌。単純なんですけど、書き物がわりとスイスイ進み、なんていうか、やっと自分が物語りのなかに入り込んだというか、物語に愛情を感じられるようになったというか。おめでたいけど、途中で読み返して、泣いたよ。
その時、友人から電話が来て、「なにしてるの?」というから、思わず、「泣いてた」と言ったところ、
「なに、読んで?」と来た。あら、私が恋の病か腹の病いで泣いているとは思わないのかしら。「へへへ」とごまかしたら、「自分のどの本で泣いたの?新しいmiss?」だって。他の作家の本読んだって泣くつうの。
そんなわけで、ご機嫌。ほんとに単純なもんです。先日、「緋色の記憶」と村上春樹訳の「グレイトギャツビイ」読んでたんだけど、読んでる間中、幸せだったんだよななあ。なぜかっていうと、もちろん、これらの本自体が傑作であり、面白いんだけど、感動すればするほど、自分も小説書いてるんだなあ、っていうのが嬉しくて。
前はさー、感動する本を読むと、いつか自分もこんなの書いてみたいなあーって叶わぬ夢のように思ったけど、今は、現実にその場所があって、まさに書いている最中なんだなって思うと、嬉しくて。もちろん、自分は、全米最優秀長編賞を取った作家でもないし、アメリカ文学に燦然たる足跡を残した作家でもないんだけど、そういうことじゃあないのよね。ふむ。
また、急展開して落ち込むかもしれないし、こんなに浮かれて書いているものが、失敗作かもしれないけど、でも、とにかく、今は幸せでございます。このまま、すいすいいきたいな~。