山田あかねの一喜一憂日記

テレビディレクターをやりながら、小説書いてます。映画も撮りました。脚本なども書いてます。 本、買って下さいね。

ほっておくと何をする。

前に、とある女優さんが言っていた。へとへとになって帰って来ても、“これ”だったら、面倒だと思わずにできること…それを仕事にしたらいいと。

具体的に言うと、彼女は、どんなに疲れて帰って来ても、料理をするのはいやじゃなかったと言っていた。まあ、彼女の仕事は女優で、今のところ料理の仕事はしていないけど、でも一理あるなーと思った。

というか、なにもかも自由でほっておかれたら何をするだろうか…と思う。テレビばかり見るとか、ゲームし続けるとか、友達と電話するとか、飲みに行くとか…。要するにそれが、自分のホントに好きなこと…になるのかな。

なんで今更そんなことを書いているかと言えば、さっき、スティーブン・キングの「小説作法」を読んでいて、小説家になるには、とにかく、読む、書く、これだけ…と書いてあったから。そして、読むこと、書くことが一番好き…というのが、才能とか運命以前に作家に求められる条件だ…と書いてあった。

正直に言うと、今書いている小説のなかで、ちょっと迷うところがあって、どーしようかなーどうするめるかなーと、立ち止まったのであった。で、そう言うときに参考にさせてもらっている、スティーブン・キング先生の本を開いたのでした。小説指南本っていろいろ出ているけど、自分が割と信じているのは、この「小説作法」とD・クーンツの「ベストセラー作家になる方法」かな。このほか、純文学系の作家が書いた指南本もいくつか読んだけど、あんまり参考になるのが少なかったな。

それは、これ以上ライバル増えると困るから、作家になんてならないで…と著者が思っているのかと思うくらい、具体的なアドバイスは少なくて、心情的なことばかりが書いてあった。(日本の作家のものって、この手の感情論が多い。小説を書く技術を学べるのかと思ったら、結局、自分のことを延々書いてあるエッセイだったりする)。

と、上層部批判はやめにして。

ほっておくと何をする…って考えたら、自分は小説読むことと映画見ることだなーと思って、とりあえず、選択としては間違っていないよな…と今更、胸をなで下ろしたのだった。

友人の音楽家(ピアニスト)に、作曲に行き詰まったら何をする?と聞いたところ、彼も、自作の曲を聴くか、他のひとの名曲を聴くかする…って言ってた。彼らもまた、何より演奏することと聞くことが好きなひとたちなのだ。だから、それを職業にしているんだよね。演奏嫌い、音楽を聴くことが苦手の作曲家って想像できないもんね。

時々、作家志望もしくは作家のひとで、「本、あんまり読まない」ってひとがいる。わりとそれを自慢げに言ったりするけど、結構違和感ある。そう見られたいと思って言っているならいいけどね。ずっと前に、デビューと同時に結構売れた小説家のひとがいて、その人も「あんまり本読まない」とインタビューで言っていた。結局、そのひと、別の仕事に就いた、その後。そういうもんじゃないのかなー。

…、ライターズブロックにちょっとぶち当たったので、こんなことを考えました。スティーブン・キング先生に励まされて、また、戻ってきたのであった。

一月も半ばだなあ。はや。