山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

短い恋の。

今日は晴れやかな一日でしたねー。
思わず、洗濯をしてしまった。こういうところ、自分も普通の動物だなあと思う。天気がいいと気分がよく、雨だと落ち込む。光を浴びると、わけもなくウキウキする。

しかし、人生は過酷なので、いいことばかりでもなく、昼間は、あっちこっちとトラブル解決の道を探ったりもしてました。

昨晩は「時効警察」がオンエアだったので、ここを訪れる方たちも普段の倍になり、しみじみテレビの力を実感します。自分は演出も脚本も両方やるので、なかなか複雑です。普通の脚本家は「自分だったらこう撮る」とは思わないのかもしれないけど、ついつい自分は自分で撮るつもりで書いてしまったりする。なので、見るときはかなり演出家目線になっているのよね。演出家からみたら、面倒くさい脚本家だと思う。

一方、ひとの脚本で自分が監督するときは、自分のセリフに脚本を直したくなるから、これはこれで、脚本家にとっては、めんどくさい監督になるんだと思う。つまり、どっちの側にても、「面倒」な奴になってしまう。まあ、なんてことでしょう。

夜になって、もうひとつの職業である小説を書く。今日書いたのは、ほんとに短い短編。(超短編とでもいいましょうか)。すごくストレートな恋の話だ。昨日の「時効」とかと同じひとが書いているとは思われないような女子の心のなかを描く世界です。こういうのはこういうので好きなんだよなあ。短い時間、恋する女が憑依してくる。

短いものだったけど、かなり集中して書いた。さっき書き上がったばかり。なんか嬉しい。締め切りはまだなので、少し寝かせてまたあとで読んでみよう。さあ、気分転換したら、今度はべつの脚本を書く。これもまた、恋のお話だ。コメディもシリアスも好きなんだよなあ。とはいえ、脚本はコメディのが得意で、小説は圧倒的にシリアスなほうが好き。なんでだろう。自分でもわからない。心の奥底には、シリアスなか弱い女子であるところの自分がいて、普段の生活ではコメディのように振る舞って暮らしているからかな。犬の鼻が黒いのが好きだし、意味のないいいまつがいも好きだし。

どっちの側面もあるのが、よく考えたらフツウなのかもしれない。しかし、戦略として、プロとしては、どっちでいったらいいのかなー。