山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ひとり vs 70人のプロ

天気のいい日曜日。
こんな日は、愛するひとと~♪ 熊野古道を歩いてみたい~♪。

そんなわけで、「時効警察」のおかげで、この日記に来るひともいつもの倍でございます。これが有料なら、「儲かった~てへへ」ってことなんでしょうけど、特になんも儲からない。いやいや、ドラマを見て、関心を持ったひとの何人かは、小説買ってくれるかもしれない。よっし、読んでみるか・・ってね。
(そんなありがたいひとがいたら、hpからでもこのぺーじからでもアマゾンにいけますから、そこでワンクリックでよろしくお願いいたします。「海」でも「ベイビー」でも「武士道」でもね。お買い上げの方には、特別プレゼントが・・・あるといいなあ~)。

と、意地汚く宣伝してますけど、本ってやつはね、なかなか売れないんですよ。しかも、書くのに時間が大変かかります。テレビドラマの脚本は、2日くらいあれば書けます。1時間ドラマならね。しかしねー、小説はねー最低三ヶ月かかります。毎日毎日、雨の日も風の日も、一枚一枚書くんですよ。ドラマだとサー、脚本だけでできるわけではないですからね。監督もいるし、俳優もいるし、美術さんはいるし、撮影部がいる。みんな、その道のプロで、才能あふれるひとたちですから、彼らの力が集結して、1本のドラマができるわけです。延べ人数にしたら、70人くらいのひとで一本のドラマを作っていると言えましょう。

そこいくと、小説はたったひとりです。誰も助けちゃくれません。ひとり対70人。だから、小説は脚本の70倍力がいるんですよー。これはほんとですよー。どっちも書いているので、よおくわかっております。

あれ、なんの話だったか。

ということで、来週、ちょっと北海道行ってきます。次のお小説の取材です。小説の取材は自由なんで、好きです。テレビの取材だと、シビアだけど、小説は自分の頭にたたき込んでくればいいからね。映像にならないようなシーンも書けるもんね。

さあ、今夜も仕事だっ。