山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

言い訳はきかない。

昨日から、映画ばかり見ている。今日は、「恋するマドリ」「長い散歩」をdvdで見た。

ほんと、日本映画っていっぱいあるなー。自分も脚本書いたりもしてるけど、それぞれ事情があって、映画は成立する。(当然だけど)。自主映画じゃない以上、いろんなひとの思惑とか作戦とかがあるわけで、でも、それはどんな映画だって、同じだ。

だから、「本当はこういう作品にしたかったけど、いろいろ事情があって、不本意ながらこうなった」という言い訳はできないってことなんだろうなー。それも含めての作品。これはなにも映画に限ったことではなく、テレビも小説も基本は同じだけど、サイズが大きくなればなるほど、コントロールをきかせるのが難しくなるから、映画がいちばん、複雑になりやすいのだろうと思う。

小説は、ひとりで書くから、そこらへんはシンプルだ。「スポンサーNGなんで、××って商品名カットしてください!」なんてことは、割と少ない。(ないわけではないのが、厳しい)。関わるひともせいぜい編集者さんだし、とてもストレートである。(だから、自分は小説というメディアを選んでいるとも言える。長くテレビやってきて、その不自由につきあってきたから)。

でもさ、いくら不自由でも作品になった途端に言い訳はきかなくなる。「このシーンは晴れの設定だったんですけど、朝から大雨で、でも、予算なくてどうしても撮らないといけないんで、雨に設定変えて撮ったんです。だから、イメージちがってて…」という言い訳はできない。雨なら雨なりに考え直して撮って、それでもよいものにするか、どうしても晴れに拘るなら、お金かき集めて、時期を待つしかない。

いえ、これはたとえ話です。

映画だけ見てるわけではなく、これから小説もちゃんと書くのだ。なんか、関係ないけど、冬がじょじょに終わっていく感じがする。

もう、週末か。早いな。

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