山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

確かな手応え。

今日は、某番組のスタジオ収録。

朝8時に集合のため、6時半起床。でも、前の日、寝たのは、午前4時くらいだから、すこぶる眠い。おまけに今日はひときわ寒くって、外に出ると、世界が歪んでいる。早朝って、空気が澄んで、同じ風景も違って見えるのかなあ…とぼんやり歩いていたら、コンタクトレンズが片目にしか入っていないことに気づく。世界が変わっているのではなく、自分が変わっていたのだった。

徒歩の間は対処のしようがなく、とりあえず地下鉄に乗る。駅探で調べた乗り換えを(と言っても、一度しか乗り換えしないんだけど)携帯電話に送っておいたけど、いざ見ようとすると、両目の焦点が合わず、くらっとする。しかたないので、記憶に頼って、地下鉄に乗る。まあ、乗り換え一駅だし、幼稚園児じゃあるまいし、駅探の力を借りなくても、たどり着けるだろうと。

地下鉄に乗っている間はずっと、変な感じ。世界が歪みっぱなしだからね。朝一番の失敗をクヨクヨし始め、これは悪い兆しで今日のスタジオはうまくいかないのではないかと心配し始める。

予定より10分早く、スタジオ到着。ざっと美術(撮影で使う小道具など)の確認をすると、何もやることがなくなる。ADさんや技術さん(カメラマンの方々などをそう呼ぶ)は、忙しく働いているけど、自分は特にすることなし。今回で二度目だし、そんなに難しい撮影じゃないので、ふらり。

コンタクトレンズを眼鏡に替え、朝ご飯を食べる。洋食と和食の二種類が出ていて、ひとつはホットドッグにフレンチトースト、もう一つは、小さいおにぎり4つに鶏の唐揚げにゆで卵というセット。おお、フレンチトースト!そんなロケ弁当知らなかった。進化しているなー。でも、おにぎりを選択。なんかご飯食べたくて。

朝ご飯も無事すみ、打ち合わせが始まる頃になると、朝感じた、「失敗の予感」はきれいに消え去る。なにも問題はないのだ。長年やって来たことだし、信頼できるスタッフ、すばらしい出演者の方々、上首尾に終わることが確信され、リラックスする。

そんなわけで、10時に収録が開始され、ぶーんと撮って、17時過ぎに終わる。およそ1時間のまき。(早く終わること)。帰り際、カメラマンが《全く問題なく、面白かったね》と仰る。オーイエイ。
問題なかったし、楽しかった。

本当は帰り道、首の医者に行こうとか、新しいダウンジャケットを買いに行こうとか計画していた。(早く終わるのは計算のうちだった)。しっかし、帰路についた途端に、激しい睡魔に襲われる。市ヶ谷で乗り換えようと思っていたのに、ひとつ乗り過ごした。ので、半睡状態で家に帰り着く。

ミニさんを一通りかわいがったあと、手早く夕食。食べたら、即眠った。2時間眠って、23時に起床。今、首を振り振りこれを書いている。(パソコンに向かうとき、首を曲げないように意識していて)。

そんなわけで~明日も実はロケ。某業界の超大物さんにインタビュー。楽しみ。きっと充実したロケになると思う。都内のスタジオだし、時間も余裕である。こうして、徐々に番組ができていく。

あ、明日は、自著「もしも、この世に天使が。」(講談社)の発売日!11月11日って、ワンワンワンワンで犬の日っぽい。なかみ、犬のことも出てくるからぴったりかもしれない。明日、久しぶりに書店に行ってみようかなあ。


「もしも、この世に天使が。」(講談社)

11月11日 発売です!