山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

大晦日らしく…。



六本木付近から見た、大晦日の東京タワー。…と、あたかも自分で撮影したかのようですが、失礼、借用です。大学のときの友人で、現在は、NY在住で映画の編集マンをやっている友人(♀)が、さっきメールで送ってくれました。日本映画の編集に携わり、来日中で、六本木に暮らしているのよね。キレイなのと、大晦日にふさわしいので、のせました。(sさんありがと)。

大晦日なので、やっぱり今年の反省…かな。

今年は、ひきこもり、小説を書き、カナの看病をすることから始まった。1~3月までは、家にいて、物書き中心で、カナにつきっきりでした。小説がひとつ上がった頃、カナが亡くなり、4月からはテレビの仕事を再開。ドラマ「おせん」というのひとつだけ(脚本)やり、5月からは次の小説に入りました。夏頃、ウエブドラマ「クライマックス」をやって、秋からは「名曲探偵アマデウス」をやりました。その頃、「まじめなわたしの不まじめなわたし」発売になり、続けて、「もしも、この世に天使が。」がでました。これまで、小説は、デビューさせてもらった、小学館さんからしか出したことなかったけど、徳間書店、講談社とちがう会社から出せて、嬉しかったし、ちょっと前進したようにも思った。

書いたり、テレビやったり、あっちこっちしているうちに、一年が終わりました。

まあ、なんか、最近はいつもこんな感じになってきた。これはこれでいいのかもね。無理くり専業小説家になるのって、自分にはあまり向いていないかも。やっぱり映像の仕事も好きなもので。

長く生きたせいか、だんだん、なんでも「これでいいか」って許せるようになってきた。ゆるくなった…ってことで、まずいのかもしれないけど、無理して厳しくしても続かないからしょうがない。なので、基本、優しい路線をとっているつもり。仕事でけんかすることも、ものすごく少なくなったように思う…たぶん。(笑)。

12月には、友達が亡くなってしまったり、悲しいこともありました。それで、人生に限りがあることをあらためて、知ったように思う。もう、あれもこれも!と思わず、できること、やりたいことを無理せず、ひとつひとつやってゆきたいなーと。それと発注をもらった仕事については、感謝しながら、喜んでもらえるように返したいなあと思うようになりました。

世界中が不況といい、仕事がないといい、暗い話題がいっぱいあるけど、今、まがいなりにも、仕事あって、好きなことも出来て、犬がいて、ずいぶん、ありがたい…と思っております。わりかと謙虚な気持ちです。

あ…除夜の鐘が聞こえてきた。うちは道路をはさんで、正面がお寺なので、ものすごくよく聞こえる。煩悩108どころではないくらい、たっぷりあったように思うけど、ここ最近は、少し減ったように思う。え?まだまだ?

今年、本を読んでくれたみなさま、感想をくれたみなさま、ありがとうございました。自分の書く世界はマイナーだと思っているけど、賛同してくれるひとが少しでもいることは、ほんとにホントに励みになります。ホントにありがとうございました。

みなさまのメールやお手紙が支えになっております。神棚に飾ってます(神棚ないけど…。心のなかでね…)。

映像のお仕事を下さったみなさま、ありがとうございました。一緒に仕事をしてくれた出演者の方々、スタッフのみなさまに海のように深い感謝を。

それから、取材に協力してくれた人間や馬や犬やたくさんの動物たちに。

しあわせな一年でした。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

山田あかね