山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

新大統領がゲイだったら。

20日のオバマ大統領の就任式の様子について、いろんなコメントが出ている。新聞でもネットでも、みんなひとことあり…って感じで。(みんな好意的だ)。

自分も、もうひとことあり…なので、今夜はそれを書こう。オバマ大統領について…というより、ああいう就任式って、みんな夫婦や家族で来るんだなーってことです。シングルならひとりで来るのかな。今回、初めての黒人の大統領という言い方をされているけど、ゲイのひとが大統領になったらどうなるのだろう。初のゲイの大統領と言われて、騒がれるだろうなー、案外、その日は近いかもしれない。

で、そうなったとき、就任式には、ゲイの恋人も同席するのだろうか、っていうか、できるんだろうか。ゲイのひとが大統領になる頃には、同性愛婚も認められて、「そんなの普通」ってなっているんだろうか。大統領のジムです。配偶者のトムもいます。…みたいになるのか。そして、養子も招待されるのだろうか。されるだろうなあ。

同性婚も、一夫一婦制のバージョンのバリエーションだけど、同性愛という愛情の種類が許されるなら、多情についても許されてもいいのではないかと思う。つまり、一夫多妻、もしくは、多夫一妻。
愛情関係はとことん、個人に帰するものであり、自由を保障するとなったら、結婚が、一対一対応である必要はないだろう。本人たちが納得していれば、一夫多妻(もしくはその逆だって、ありだろう)。で、そのひとが、大統領になったら、どうなるのかなー。ちょっと想像した。

今、新大統領の第一夫、第二夫、(もちろん、大統領は女性だ)、第三夫が、入場しました。彼らの間の子供たちが、実子、養子、連れ子などを会わせると、全部で20人です。一族、すごいパレードです…とか。

あるいは、レズビアンのカップルのひとりが大統領になった場合とか、いろいろ想像すると楽しい。がしかし、その時、「家族」の定義とはどうなるのであろうか。アメリカに戸籍はないと思うけど、とりあえず、配偶者とその子供までを家族と定義するのかなあ。

夫が大統領になったら、家族も招待される…というしくみが、カップル社会、アメリカだなーと思いました。(批判しているのではなく、しみじみと感じ入っているのでした)。