山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

在エジプト記2



ナイル川を渡る船のなかで、踊る少年。



市場のあるストリート。


道ばたにいた子猫。ストリートチルドレンを通り過ぎることはできるのに、今にも死にそうな子猫に胸を痛める。でも、なにもできない。それともたくましく大人の野良猫になれるのだろうか。

今日は在エジプトの日本人女性を中心にインタビュー。当然のことながら、日本人女子というだけでひとくくりにすることなんかできない。それぞれが、それぞれの人生を生きているのだ。ひとの話を聞くのは、本当に興味深い。どんなよくできたフィクションより、実人生は深く豊かだ。取材というかたちで、ひとの心の奥底にどんどん踏み込んでしまうようで、時々申し訳なくなる。どんな権利があって、ひとの話を聞けるというのだ、自分。

来てよかった…と思う。小説の取材のためにやってきたけど、たとえ書かなくても、いろんなひとと関われたことは、とても有意義だった。まだ続くけど。

明日は、普通の観光客気分で、ピラミッドを見に行こうと思います。早起きできるかな。