山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

明日のワイドショーとかで…。



今日、11月16日(月)は、自分の映画「すべては海になる」の完成披露でした。午後から映画の宣伝部で取材などを受け、夕方、汐留に移動。これまで、マスコミ向けの試写はやってきましたが、今日は初めての一般公開でした。

はじめて舞台にあがって、主演の佐藤江梨子ちゃん、柳楽優弥くんと一緒に挨拶しました。とても緊張しました。舞台に上がると、最前列には、スチールのカメラマンたち。その近くには、雑誌などの記者と思われる方たち。そして、満席の観客。はるか後ろを見ると、テレビのカメラがぎっしりありました。

もしかしたら、普通はテレビカメラを見たら緊張するのかもしれないけど、自分は逆でした。なぜなら、自分は、テレビのひとだからです。テレビのENGカメラ(ハンディ)のスタッフを見ると、友達や知り合いがいるんじゃないか…と思って、懐かしくなる。

昔はワイドショーの取材とかもやったことあるし、ドキュメンタリーのなかで、舞台挨拶を撮りに行ったこともあるので、自分はいつも舞台の反対側から、舞台挨拶をするひとたちを見て来たのです。だから、並んだカメラを見ると、懐かしさと親しみがこみ上げてきて、緊張がほぐれました。だって、あそこで自分は育ったんだ…と思えたから。

挨拶は、サトエリの機転と柳楽くんのまっすぐなだけに笑いをとるトークですっかり盛り上がり、とてもいい雰囲気でした。ふたりのおかげで、気も楽だった。その後は、上映になり、その間に、ふたたび、「囲み取材」でした。囲み取材とは、テレビや雑誌向けに、フリーでインタビューする取材です。文字通り、カメラマンに囲まれて、次々と質問を受けます。…といっても、彼らの目当ては監督ではなく、サトエリちゃん。彼女になにか面白いことを言ってほしいんだろうなーってことが、よくわかりました。

こっちは映画の話をしてほしいし、むこうはネタになるような話を拾いたい…。両方の気持ちよくわかります。お互いがハッピーにWE WINでいけるといいな。

囲み取材もサトエリちゃんがなめらかに進行してくれて、無事終わりました。長い一日だった。でも、初めての体験で、楽しかった。すごく緊張していたので、終わって帰り道に焼鳥屋さんに寄ったときには、ぐっと疲れました。一日スーツ姿だったせいもあるけど。

そうだ。この模様が、一番早いのは、「めざましテレビ」(CX)に出て、その他、うまくいけばいろんなワイドショーに出ると思います。ので、乞うご期待!どこの番組がどれだけオンエアしてくれるかは、誰にもわかりません。ワイドショーのスタッフが決めることだからね。少しでもたくさんの番組がとりあげてくれて、映画に興味を持ってもらえたら、どんなにハッピーか。

今日はこれから、2つほどの台本直しをやって、明日は朝から仕事です。ロケもあるし、編集もある。なので、ワイドショー見ている暇ないけど、でも、今日は幸せだった。そう、映画撮れて、ホントに幸せ。

今日、劇場を訪れてくれたお客様、取材に来てくれたマスコミのみなさま、本当にありがとうございました。少しでも、気に入ってもらえたら、本当にうれしいです。